阪急百貨店ディスプレイでの無断使用問題、誤解受けた人形作家がコメント 「無実の誤解で全てが崩れそうに」(1/2 ページ)
「SNS上で『盗作作家』という偽情報を発信された」など中傷を受けたことを明らかにしています。
阪急うめだ本店のクリスマスディスプレイの一部について、参考にした著作物の権利者から承諾を得ていなかった問題で、コラボした人形作家の林由未さんがコメントを発表しました。林さんは問題の箇所には関わっていませんでしたが、SNSでは誤解も見受けられました。
問題となってたのは、11月15日から設置されている同店の1階コンコースウィンドーのクリスマス向けディスプレイ。SNSではその一部について、仮装製作者が、自身の作品に似ていると指摘していました。阪急阪神百貨店は12月21日に謝罪文を公開。ディスプレイ制作について、インターネットなどで集めた画像を参考にしたと説明し、権利者に事前の確認と承諾を得るべきだったところ、失念していたと述べました。
クリスマスディスプレイの発表文で林さんの名前が挙げられていたことから、SNSでは林さんの関与を疑う声もありましたが、阪急阪神百貨店は当該の部分には関与していないと否定しています。
林さんは12月23日、混乱を招かないよう、阪急サイドの謝罪文が出るまで発信を控えていたと自身のX(Twitter)アカウントで説明。今回の問題について「大変遺憾に感じています」「被害にあわれた作家さんが感じられた悔しさを想像しますと、さらに心苦しくなります」と述べました。
林さんは、コラボ作家として自身の名前だけが出ているものの、クリスマスディスプレイ制作には多数の人が関わっていると説明し、「当たり前の話ですが、制作時に一番大事な部分を人様のデザインから盗用などしません」とあらためて関与を否定。
「起きている状況が全くわからないまま、ある日突然SNS上で『盗作作家』という偽情報を発信されたり、非常に恐ろしい内容のメールが届きました」「不安と憤り、怒りと悲しみの数日間でありました」と誤解から中傷を受けたことをつづっています。
林さんは「20年以上真髄に作家活動を続けてきましたが、無実の誤解で今まで培ってきた全てが崩れそうになりました」として、このような問題が再発しないことを祈っていると述べています。
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