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人気ブロガー医師が4年の闘病の末に42歳で逝去 夫が伝える「素敵な女性がいたということを皆様の心に残していただければ」(1/2 ページ)

バラエティー番組、美容雑誌にも多数出演していました。

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 人気ブロガーで、麗ビューティー皮フ科クリニックの居原田麗院長が1月10日に死去。42歳でした。居原田さん本人のブログを通じ、夫が伝えています。


生前の居原田麗さん(画像は居原田麗オフィシャルブログから)

2020年から闘病していた居原田さん

 居原田さんは2020年2月、38歳で子宮頸がんが見つかりがん宣告を受けて以来、長らく闘病していました。生体検査の結果、小細胞がんであることが判明し、当時居原田さんは「小細胞癌はとても足が早く進行し予後が悪い、非常にまれなケースです。10万人に0.06人です」と自身のブログで説明。「まだ末っ子なんて一歳なったとこで、ママっ子全開なのに、パパが4人育ててていくのとか想像して」と悲しむところから、「治療はまだまだ始まったばかりだけど、頑張って癌に勝つ!」と切り替えるまで気持ちの変化を詳細につづっていました。

 しかしがんは2021年8月に肝、リンパ節へ転移。2022年2月には多発リンパ節転移や腹膜播種が判明。ショックを受けながらも「まだまだ前向きに、頑張るよ!」「これで寛解したら、私みんなにすごい希望与えるよね!!」と前向きにつづり、ブログやInstagramでは治療の様子だけでなく、美容、4児の子育てとさまざまな情報の発信を続けてきました。

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 ブログは2023年12月19日に母校附属病院への転院を伝える更新のあとから停止。6日更新のブログで皮膚への多発転移を伝えたばかりでした。2024年1月11日、約3週間ぶりに更新された内容は夫によるもので、「1月10日14時31分 母校である滋賀医科大学で妻 居原田麗こと河原麗が永眠いたしました」と居原田さんの死去を伝えるものでした。

居原田さんの夫「素敵な女性がいたということを皆様の心に残していただければ」

 夫はがんを宣告された当時の妻について「彼女は病院で泣きながら『ごめんね、ごめんね』と謝っていました」「自分が一番辛いにも関わらず、いの一番にそういう言葉が出る、心優しい女性でした」と回想。居原田さんがそれ以来、闘病でつらくとも涙を見せたことはなかったと振り返っています。


ブログに投稿された最後の姿(画像は居原田麗オフィシャルブログから)

 また居原田さんは生前、「自分の人生には何の後悔もない、周りの人に恵まれて幸せな人生だよ」と常々口にしていたと明かし、闘病中もブログやInstagramで周りの人々やファンから励まされていることに感謝していたとも。同時に「私が頑張る事によって、同じ病気で苦しんでいる人達の励みになりたい」とも話していたそうです。

 最後には「最初、余命が1年と言われたにも関わらず、約4年間生きられたのは間違いなく、彼女の頑張りと彼女を日々励まして下さった、フォロワーの方々、周りのドクターの方々、美容関係者の皆様、友人達のおかげだと思っております」と重ねて感謝。「彼女は本当に優しくて、強くて、でも時折見せる女性的な所もある素敵な女性でした」「そんな、素敵な女性がいたということを皆様の心に残していただければきっと彼女も喜ぶと思います」と願いを込めて結びました。


2019年に撮影された家族写真(画像は居原田麗オフィシャルブログから)

 居原田さんは2006年に滋賀医科大学を卒業し、2011年に麗ビューティー皮フ科クリニックの院長に就任。医師として活動しながら「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)などのバラエティー番組、美容雑誌などメディアにも積極的に登場。また、プライベートでは三男一女の母であり、ブログやInstagramではたびたび家族写真を公開していました。

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