かんだガムって飲み込んじゃっても大丈夫なの? ロッテに聞いたら分かった“ガムの末路”とは(1/3 ページ)
子どものころやってる子いたなあ。
口寂しいときや気分転換をしたいときにかむガム。かんだ後のガムは紙に包んで捨てることが基本ですが、もし飲み込んだらどうなるのでしょうか。「キシリトールガム」「クールミントガム」などで知られるロッテに話を聞きました。
ガムは飲み込んだら“そのまま排出される”!?
ガムは消化されにくいイメージがありますが、ロッテによるとそれは正しいそうで、「実際に消化器官で分泌される消化液で分解されにくい」(ロッテ担当者)のだといいます。
では、思わず飲み込んでしまったガムはその後どうなるのでしょうか? 心配になった経験がある人も多いかもしれませんが、安心してください。飲み込むことは推奨されないものの、「しっかりとそのまま排出されるため特に問題はない」(ロッテ担当者)そうです……って、そのまま!? 考えてみれば当たり前かもしれないけれど、ちょっと意外かも。
なお、現代的なお菓子と思われがちなガムですが、ロッテによるとその歴史は意外と古く、西暦300年ごろのマヤ文明の時代までさかのぼれるといいます。メキシコのユカタン半島の人々がサポディラという木(和名はその名も「チューインガムノキ」)の樹液を煮詰め、それを固めてかむ習慣があったのだそうです。
ガムがこれほどの長きにわたって人々の気分転換を支えてきたということは、ガムを飲み込んでみた人の数も、想像よりずっと多い気がしてきます。むしろ、基本的に人体に影響しない“末路”だからこそ、多くの人に親しまれてきたのかもしれませんね。
※取材協力:ロッテ
参考文献
東京都公園協会ウェブサイト「チューインガムノキ(サポジラ)」
近藤仁美(こんどう・ひとみ)
クイズ作家。国際クイズ連盟日本支部長。テレビ番組「高校生クイズ」「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」などの他、日本人として初めてクイズの世界大会で問題を担当する。2023年「Trivia Hall of Fame(トリビアの殿堂)」殿堂入り。
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