里親がなかなか見つからない猫を、うちに連れて帰ると…… 毎日寝不足のお迎え当初がウソのよう、驚きの変化に胸があたたまる(1/3 ページ)
第40回は保護猫「たいが」くんです。
近年、動物の虐待や飼育放棄、悪質な業者による繁殖・販売、不適切な飼養が社会問題となっています。個人や団体、地域が行き場をなくした動物たちを守るため、日々保護活動に取り組む一方で、動物たちが命を失う悲劇は後を絶ちません。
私たちの身近な場所で繰り返されている、動物たちの殺処分や衰弱死などの厳しい現実。しかしまた一方で、動物との心あたたまる出会いや愛に満ちた生活が、保護活動によって生まれ、営まれていることも事実です。微力でも地道に保護という選択を伝え続けていくことが、動物たちの命を守ることにつながるかもしれません。
そこで、ねとらぼ生物部では保護動物と暮らす読者にアンケートを実施。寄せられた数々のエピソードと写真を紹介するとともに、尊ぶべき命の輝きや、愛する家族との暮らしの喜びを伝えていきます。
第40回は保護猫「たいが」くん/飼い主・あやりこさん
―― たいがくんとの出会いと、保護当時の状況を教えてください
あやりこさん:2020年12月の冬、地元の里親募集掲示板で見つけました。なかなか里親の挙手がない子たちでしたが、私は一目ぼれ。運命の出会いだと感じ、お迎えを決意しました。
お迎え当初はなかなか新しい環境に慣れてくれず、一晩中鳴きながら家の中をうろついていたので、毎日寝不足でした。
―― たいがくんの現在の様子を教えてください
あやりこさん:今では家族が大好きでしょうがない甘えん坊さんになりました。
―― 最後に、保護動物に対する思いを聞かせてください
あやりこさん:コロナ禍において空前のペットブームでしたが、最後まで責任や愛情を持って面倒を見られないのに安易な気持ちで迎え、手に負えなくなったら簡単に手放すようなことをする人が多いことに大変な憤りを感じています。
また、家族としてお迎えするならペットショップではなく、保護犬、保護猫をお迎えしてほしいと思います(ただし最後まで愛情と責任を持って)。
(了)
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