近年、動物の虐待や飼育放棄、悪質な業者による繁殖・販売、不適切な飼養が社会問題となっています。個人や団体、地域が行き場をなくした動物たちを守るため、日々保護活動に取り組む一方で、動物たちが命を失う悲劇は後を絶ちません。
私たちの身近な場所で繰り返されている、動物たちの殺処分や衰弱死などの厳しい現実。しかしまた一方で、動物との心あたたまる出会いや愛に満ちた生活が、保護活動によって生まれ、営まれていることも事実です。微力でも地道に保護という選択を伝え続けていくことが、動物たちの命を守ることにつながるかもしれません。
そこで、ねとらぼ生物部では保護動物と暮らす読者にアンケートを実施。寄せられた数々のエピソードと写真を紹介するとともに、尊ぶべき命の輝きや、愛する家族との暮らしの喜びを伝えていきます。
第31回は飼い主・ミークロシロさんと暮らす保護猫きょうだい(現在の年齢:6歳)。へその緒が付いていた子猫たちの驚くべき成長を紹介します。
―― 保護猫きょうだいたちとの出会いと、保護当時の状況を教えてください
ミークロシロさん:2017年5月、仕事中の旦那が公園のトイレへ行った帰りに、どこからか子猫の鳴き声が聞こえたそうです。探ししてみると小さな箱があり、中にはへその緒が付いた4匹の子猫がいました。
この出会いはまるで未知との遭遇でした。私たちは動物のお世話をしたことがなかったからです。子猫たちは生後1週間前後と見られ、お家に連れて帰りましたが、1匹は息を引き取ってしまいました。
―― 保護猫きょうだいたちの現在の様子を教えてください
ミークロシロさん:初めての猫の育児で、体温調節、ミルクのやり方などとにかく不安でした。今はみんな元気です。
―― 最後に、保護動物に対する思いを聞かせてください
ミークロシロさん:子猫が産まれ、育てられないからと動物を捨てる神経が分からないです!
(了)
手のひらよりも小さく、か弱かった保護猫きょうだいたち。3匹とも幸せいっぱいに成長した姿から、ミークロシロさんのあふれんばかりの愛情が伝わってくるようです。これからもミークロシロさん宅で3匹仲良く、健やかに過ごしてくださいね!
ねとらぼ生物部では、引き続き「保護動物のエピソード&お写真」を募集しています! 犬猫、小動物、爬虫類など、動物のジャンルは問いません。アンケート内容とお写真は部内で審査の上、記事で紹介する可能性があります。
愛する家族との出会いのエピソードや、クスッと笑ってしまうかわいいお写真など、お気軽に【こちら】までお寄せください。皆さまからのご応募、お待ちしています。
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