北陸新幹線、金沢ー敦賀間がついに開業！　終着駅・敦賀の先にあるのは「青色が美しい、さいはてのまち」だった（2/3 ページ）

「三方五湖レインボーライン」のテラスで空と湖のブルーに包まれる

　美浜町と若狭町の間にまたがる5つの湖の総称「三方五湖（みかたごこ）」。5つの湖は水質や水深が違い、すべて濃さの違う青色に見えることから「五色の湖」と呼ばれています。

　といっても本当に5色に見えるの？　……リフト・ケーブルカーで山頂公園に上るとすべての湖を一度に見ることができるのです！　ぐるりと360度景色を見渡すことができ、空がとっても近くなったように感じられる絶景ポイント。足湯やソファーテラスもあり、リラックスしながら空と湖の青を全身で満喫できます。

波がおだやか、家族連れにも人気！　若狭湾のビーチ

　夏は海水浴スポットとしても人気だという若狭湾。今回訪れたのは秋だったので直接見ることは叶いませんでしたが、海はとってもおだやかに見えました。

　和田地区の「若狭和田ビーチ」は、アジアで初の国際環境認証「BLUE FLAG」を取得した人気の海水浴場。圧倒的な透明度と白く広い砂浜が特徴で、日本の夕陽百選にも選ばれています。

　青郷地区の「はまなすパーク海水浴場」はテトラポットが近くに設置されており特に波がおだやかで、小さい子どものいる家族連れにも人気だといいます。

空、湖、海のブルーに癒やされる！　静かな気持ちになれる「さいはての地」敦賀

　「北陸新幹線のさいはて」敦賀、そしてその先に広がる若狭路エリア。空、湖、海といろいろな場所で目にした晴れやかな青色と、人々が生活してきた歴史を感じる町並みが印象的でした。

　今回紹介したスポットの多くは、敦賀駅から在来線やバス・レンタカーなどを使ってさらに足を伸ばす必要があり、著名な観光地に比べるとアクセスはいまいちと感じるかもしれません。ただそれを言い換えると「まだ観光ナイズドされきっていない、その土地の自然な魅力を感じられる旅ができる」場所とも言えます。

　新幹線や在来線・レンタカーなどで移動時間も楽しみながら、都会では味わえないおだやかな空気を胸いっぱい吸い込む……私たちが今求めているのはそんな時間かもしれません。

　ちなみに敦賀駅前にはカフェやお土産ショップといったスポットが次々新設されたり、新幹線で訪れた観光客向けの周遊バスが運行を開始したりと、どんどん便利になってきているようです。

　北陸新幹線延伸で、東京からアクセスしやすくなった敦賀・若狭路エリア。次の旅行先を考えているそこのあなた、今のうちに要チェックです！

【取材協力：青々吉日／嶺南誘客キャンペーン事務局】

今日の漢字クイズ　問題