大使館からも“お墨付き” 「シュクメルリ」や「ミエロニィ」、松屋の世界の伝統料理メニューはなぜ生まれた?(1/4 ページ)
松屋で大使が会食するレベル。
ジョージアの「シュクメルリ」やポーランドの「ミエロニィ」、日本ではあまり聞いたことのない海外の伝統料理が、近所の牛丼チェーンで食べられる――松屋が提供する世界のメニューが、大使が食べに来る“お墨付き”で話題になっています。
2020年に登場した「シュクメルリ鍋定食」を皮切りに、松屋はイタリアの「カチャトーラ」、ペルーの「ロモサルタード」など世界の料理を提供しています。なぜ松屋は世界の料理を提供し始めたのか、背景などを松屋に聞きました。
誕生のきっかけ
松屋で世界の味をテーマにしたメニューが生まれたきっかけとなったのは、2019年にテスト販売され、翌年本発売となった「シュクメルリ」。松屋に聞いたところ、提供のきっかけとなったのは2020年の東京五輪(実際に開催されたのは2021年)だったといいます。
松屋が2020年のメニュースケジュールを考えていた際、「東京オリンピックの年だから、世界のおいしい料理を松屋でたくさんのお客様に食べてもらいたい、普段食べたことのないおいしい料理も食べてほしい」という発想から、世界のさまざまなおいしそうな料理を探していたとしています。
その中で同社の得意分野である、牛、豚、鶏、ニンニク、オリジナルのソースというキーワードにピッタリ合う「シュクメルリ」を発見し、提供可能と判断してメニュー化したとのこと。
大使館のお墨付き
2019年にシュクメルリをテスト販売した際には、ジョージア大使のティムラズ・レジャバさんが、「今夜は大使館のメンバーで松屋でシュクメルリ御膳を頂きます」とSNSに投稿し、「大使館のお墨付き」と話題になりました。
当時、松屋の社内ではどんな反応だったのでしょうか。
「まさか、大使館の方にましてや大使本人にお召し上がりいただけるとは思っておらず、大変光栄です。お陰様で多くの反響をいただいており、各メディアにも取り上げていただいております。シュクメルリの全店販売をきっかけに『初めて松屋に来た』という方もいらっしゃり、大変ご好評いただいております」(松屋)
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