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メダカがまるで骨格標本のような姿に、思わぬ犯人は…… 骨だけの驚きの姿と意外な真相が面白い(1/2 ページ)

意外な“真犯人”が明らかになりました。

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 メダカの屋外飼育(ビオトープ)で、弱ったメダカがその後生きている姿も死骸も見つからなくなるナゾが発生。原因を特定する動画がYouTubeに投稿されました。一晩で消えたメダカの行方は……?

何世代にもわたって繁殖させていたメダカ

 公開したのは、1970年代半ばから黒メダカを累代飼育しているYouTubeチャンネル「庭の池チャンネル」の投稿者さん。発祥は当時小学生だった投稿者さんが捕まえた数匹のメダカで、毎年孵化したばかりの針子から育てた稚魚を入れつつ、何世代にもわたって繁殖させています。

 あるとき投稿者さんは、死んでいるメダカの姿を滅多に見ないことを不思議に思い、観察しやすくするために樹海のようになった植物・モスを間引きしました。

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2024年で48年目に突入した黒メダカの累代飼育
野生メダカの子孫たち
弱っていたメダカが次の日には姿を消すナゾを解き明かすことに……!

 すると、ある重要参考生物があらわになります。それは肉食の水生昆虫・ヤゴ。小魚を捕食する彼らが植物のなかに運んで食べていたなら、死骸が見つからないのも納得です。

 「絶対に証拠を見つけてやるからな!」と息巻く投稿者さん。しかし、1年ぶりに発見されたメダカの死骸をもとに調査すると、意外な犯人が明らかになりました……。

肉食の水生昆虫「ヤゴ」を発見。彼が犯人かと思われましたが……?
1年ぶりに発見されたメダカの死骸。石で固定して夜中見てみることに

以外な真犯人は?

 死骸がどこかに消えてしまう前に場所を固定し、夜9時過ぎに再び観察しに足を運んだ結果、そこに集まっていたのはなんと……ミナミヌマエビ。これには投稿者さんも「温厚でメダカとの協調性抜群の君らが!」と、まさかの“真犯人”に驚くミステリードラマのような展開に。

ミナミヌマエビ、まさか君だったのか!

 ミナミヌマエビは一見すると温厚な草食性に見えますが、「本当はバリバリに肉食願望が強いエビです」と紹介。力が弱いため襲うことがないだけで、「(普段は)そんな境遇にイラついてヤケクソで苔を詰め込んでいるように僕には思えます」と私感を述べています。

 動画では一心不乱にメダカの死骸を貪るミナミヌマエビたちの姿が見られ、そんな阿鼻叫喚の光景を見たほかのメダカが目をそらすようなシーンも。もし自分がメダカだったら、確かにこれは恐怖映像だ……。

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すごい勢いでメダカの死骸を食すミナミヌマエビ
その光景にドン引き(?)するほかのメダカ

 そして一晩のうちにあっという間に食べられ、翌朝に残ったのは骨格標本のようになったメダカの骨だけ。いつもこうなっていたから、死骸が見つからなかったのですね!

 最後に投稿者さんはミナミヌマエビについて「死んだ生態を速やかに片付けてくれるので水質悪化を防いでくれます」と、その素晴らしい役割について解説。ちなみに、たまにタンパク質となる顆粒エサをあげると喜んで食べるとのことでした。

翌朝にはもう骨だけになっていました
きれいにしてくれるお掃除屋さんです

 YouTubeチャンネル「庭の池チャンネル」は以前に、スーパーで買った20円のシジミを汚れた池に入れてみた動画が話題に(関連記事)。その際もミナミヌマエビが登場し、息絶えたシジミを食べる様子が目撃されました。

動画提供:YouTubeチャンネル「庭の池チャンネル」さん

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