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ロデオ界のスター、3歳長男が事故死 “1人で遊ばせていた”両親へ寄せられる批判へ母が「一生苦しむ」と自責の念吐露(1/2 ページ)

悲し過ぎる事故。

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 米ロデオ選手スペンサー・ライトの3歳の長男リヴァイが6月2日、自宅の敷地内に流れる小川で事故死しました。子どもが1人でおもちゃのトラクターに乗って遊んでいた際に起きた事故とあって、当初から同情とともに両親への批判も少なからずあり、 亡くなった子の母親カリーはFacebookへ事故の状況や批判コメントに対する気持ちを投稿しています。


母カリーと3人の子ども。向かって左端がリヴァイ(画像はスペンサー・ライトのInstagramから)

自宅敷地内の小川で 事故12日後に生命維持装置を外す決断

 事故が起きた5月21日、リヴァイはユタ州ビーバー郡にある自宅で、おもちゃのトラクターに乗って遊んでいました。家から出てきた母カリーがリヴァイのトラクターがひっくり返っているのを発見し、911へ通報。その場で救命措置が取られ、リヴァイはプライマリー小児病院へ運ばれました。

 しかしおぼれたことで脳のダメージが大きく、夫妻の親しい友人はFacebookへ、事故から12日後の2日に家族がリヴァイの生命維持装置を外す決断をしたと明かしました。母カリーもまたFacebookへ家族や医師らが死力を尽くしたものの、「最大の恐怖に直面することになった」と投稿。

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 「もうすぐ、私のベイビーと一緒にベッドに入り、この世での最後の眠りにつく彼を抱きしめます。私は、彼が以前のような完璧な男の子に戻り、大好きなことを全てできるようになることへ安らぎを感じています! 私が再び彼を抱っこできるようになるまで、天使たちが彼を抱っこしてくれているとわかっています!」と述べ、「これが彼にできる最善のことだと、固く信じています!」とつらい決断への思いを明かしました。

殺到した批判へ悲鳴 「心が暴走している」

 この悲劇的な事故へ、多くの同情や悲しみの声が寄せられる一方、自宅の敷地内とはいえ3歳の子どもを1人で遊ばせていたことへ両親の責任を問う声も見られました。

 悲しみの中で批判の声も耳にしたカリーは6月6日、Facebookへ「心が暴走している」と午前3時に書いたという文章を投稿。「傷つきやすくつらいことを分かち合いたい」とし、まず彼らの家に行ったことがない人にはなぜこのような悲劇的な事故が起きたのか理解が難しいとして自宅周辺の環境を説明しています。

 カリーによれば自宅がある約9万7000平方メートルの敷地内には小川が流れており、それが彼らとリヴァイの祖父母の家を隔てているとのことです。1年のうちに水が流れるのはわずかな期間であり、一晩で水量が大幅に変わることもあるといいます。

 そしてこの小川を抜けるとコンクリートで舗装された道があり、子どもたちは自転車やおもちゃの乗り物や、徒歩でもこの小川を渡って何度も安全に祖父母の家へ行ったことがあったとし、馬に乗って小川を渡る動画を提示しています。動画で見る限り“小川”はとても浅く、また流れもほとんど確認できず大きな水たまりのようにも見えます。

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「この決断が私を一生苦しめることになる」


カリーとスペンサー(画像はスペンサー・ライトのInstagramから)

 リヴァイは「今までやったことがないことはしない」子どもであったと前置き、ただ運悪く今回の事故は小川の水量が最も多く、また流れが強く早い時期だったことへ言及。彼がおもちゃのトラクターに乗って遊んでよいか尋ねたときに「おばあちゃんは今家にいないこと」「小川や道路を渡らないこと」「家の周りだけを走ること」の3つを言い聞かせたとカリー。そしてリヴァイが走り去るのを見届け、自身も家の中に走って戻ったときのことを回想し、「この決断が私を一生苦しめることになるだろう」と深い後悔を吐露しています。

 カリーはこの瞬間について「私1人に責任があった」とし、家に戻ったあと自身が赤ちゃんの世話をしていたのか家事をしていたのかはもはや思い出せないとしつつ「あの日、息子についていくよりも大事なことはなかった」「このことについては、永遠に眠りが訪れることはない」と自責の念に苛まれている内心に触れました。

 しかし現在、カリーは母として不適格と責め立てるような批判コメントに対し、3つのことが言えるとカリー。「1つ。私は完璧な母親ではないが良い母親です」「2つ。私の小さな息子は全力で私を愛してくれた」

 「3つ。絶対に起こりえないことだとは言わないで。それはほんの数秒の間のことで、あなたにも起こりうることです。私を裁き、傷つけるような言葉をぶつける人が、このような悪夢を経験する側にならないことを祈っています」とリヴァイと自身の間にあった深い絆を示し、このような悲劇的な事故は誰にでも起こりうることだとして批判コメントを寄せる人々にも強い言葉をぶつけることはなく、聖書の言葉を引用しつつ投稿を結んでいます。

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