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わが子を“三大夏風邪”から守るには? 「手足口病」は例年と比べ増加傾向……現役小児科医が予防法を解説(1/3 ページ)
現役小児科医・神田貴行先生が解説。
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オンライン診療サービス「あんよonline」は、梅雨から夏にかけて毎年流行する「手足口病」「ヘルパンギーナ」「アデノウイルス(プール熱は「咽頭結膜熱」とも呼ばれ、アデノウイルスが引き起こす風邪の1つ)」などの三大夏風邪が今年も流行していると発表。島根大学医学部附属病院小児科で勤務している神田貴行先生が、これらの夏風邪の予防法を解説します。
「手足口病」は例年と比べ増加傾向
手足口病、ヘルパンギーナ、アデノウイルスは感染力が高い夏風邪。特に今年は手足口病の定点当たり報告数が第13週以降増加が続いており、過去5年間の同時期の平均と比較してかなり多い流行が予測されています(※厚生労働省/国立感染研究所IDWR感染症週報)。
予防法は?
神田先生によると、夏風邪予防の基本は「手洗い、栄養補給、十分な睡眠が重要」とのこと。「この時期は特に感染者が多いと予想される人混みの中での移動や滞在時間をなるべく短くすることと、外出後に手洗いをしっかりとすることが特に効果的です」と強調します。感染を防ぐためには、日常的な衛生管理が欠かせません。
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あんよonlineによると、ちょっとした咳や鼻水などの軽い風邪症状において、感染対策の観点から小児科受診を避ける動きが見られるとのこと。オンライン診療サービスの利用に切り替える動きが活発化しているとしています。
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