gooいまトピの「8月14日に南海トラフ地震発生か」記事に批判 運営元のドコモ「不要な不安をあおるような不適切な内容」と謝罪(1/2 ページ)
「2024年8月14日に南海トラフ地震発生か」という見出しの記事に、不安をあおるとして批判が寄せられています。掲載サイトの運営元であるNTTドコモは不適切な内容だったとして記事を削除し、謝罪しています。
オカルト記事の見出しを改変
当該記事は、NTTドコモのポータルサイト「goo」の「gooいまトピランキング」に8月10日に掲載されたもの。2052年からやってきたと称する人物が過去にSNSに投稿した「2024年8月14日に南海トラフ地震が起きる」とする投稿が拡散しているとする内容です。
この記事は、アサヒ芸能社の「アサ芸プラス」に掲載された「2052年から来た『未来人』が予言していた『2024年8月14日に南海トラフ地震発生』目前の大騒動」という記事を転載したもの(アサヒ芸能社とは掲載契約を交わしているとのこと)。
転載元の記事はオカルトコンテンツであることが分かるタイトルとなっていますが、gooいまトピランキングの掲載された記事ではタイトルが変更され、通常のニュース記事のように受け取られかねないものとなっていました。
記事には批判が寄せられ、15日には削除されました。
ドコモ「不適切なものであったと認識」
NTTドコモに問い合わせたところ、当該記事について「『いまトピ』編集部にて掲載後、改めて社内で確認し不適切な内容であると判断したため削除いたしました」とコメント。
当該記事への批判については「読者の方に不要な不安をあおる不適切なものであったと認識しております」と答えています。
「改めまして、この度は読者の方々に不要な不安をあおるような不適切な内容を掲載しましたことお詫び申し上げます」(NTTドコモ)
気象庁「日時と場所を特定した地震を予知する情報はデマ」
気象庁は公式サイトの「よくある質問集(地震予知について)」の中で、「地震の予知はできますか? ○月×日に□□地方で大きな地震があると聞きましたが、どうでしょうか?」という質問に対して、「一般に、日時と場所を特定した地震を予知する情報はデマと考えられます」と回答しています。
内閣府防災アカウントは、南海トラフ臨時情報が発表された8日に、「災害時には、インターネット上に根拠のない不確実な情報いわゆるデマが投稿されることがあります。公共機関の情報を確認するなど、こうした情報に惑わされないよう注意してください」と注意を呼びかけていました。
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