叔父の“とんでもない汚部屋”を2日がかりで掃除したら…… まさかの物まで発見、過酷な実態に「まさにリアル!」「親に見せたい」(1/2 ページ)
断捨離しないと将来こうなるかも。
ミニマリスト歴10年の男性が、叔父の部屋を生前整理する様子をYouTubeで公開しました。第1弾から第3弾に分けて公開された動画は、記事作成時点で合計27万5000再生を突破するなど話題を集めています。
投稿者は、Minimalist Takeru(タケル)(@MinimalistTakeru)さん。ミニマリストの暮らし方や思考、片付け術などを発信しています。
叔父の部屋を片付けるいきさつ
今回の動画は、タケルさんが叔父の家を生前整理する様子をまとめたもの。叔父はパーキンソン病を発症して体が思うように動かせなくなり、現在施設に入所中です。自分で部屋を片付けることが難しかったため、住まいはすっかり汚部屋になってしまいました。
叔父は自宅を退去することが決まっており、タケルさんのお母さんやヘルパーさんが部屋を片付けに来ましたが、あまりに物が多すぎて断念。そこで、県外に住むタケルさんが訪問し、一泊二日で生前整理をすることになったのです。
少子高齢化が進み、身内の遺品整理や生前整理で悩む人は少なくありません。タケルさんは、家の片付けや生前整理で苦しんでいる人に向けて「僕と一緒に頑張りませんか」という思いで動画を発信しているそうです。
なお、物が散乱する部屋では靴を履かなければケガをする危険があるため、タケルさんはお母さんの許可を得て土足で作業をしています。
動画第一弾:キッチンの奥の部屋を片付け
初日の午前中、まずはキッチンの奥の部屋から片付けを開始。散らかり放題の部屋ではエアコンのリモコンを見つけることができず、冷房なしで汗だくになりながら片付けをするタケルさん。これは大変です……。
室内からは賞味期限切れの食品などが大量に出てきました。壁中にかかったカバンや物、服もひたすらゴミ袋に入れて処分します。2時間ほどかけて、ようやく一部屋の片付けができました。
動画第二弾:ベッドがある部屋を片付け
午後はベッドがある部屋を片付けます。途中でエアコンのリモコンを発見し、やっとエアコンをつけて作業ができるようになりました。
これで暑さ対策はできますが、室内はほこりや汚れ、カビが大量発生しており、決して衛生的な環境ではありません。そのような中、タケルさんは次々と出てくる不要なものをゴミ袋に入れていきます。
すると、なんとちゃぶ台の上にコウモリの死体を発見! 汚部屋の整理は想像以上に過酷なようです……。こちらの部屋も2時間ほど作業を続けて、どうにか片付けを終えました。
動画第三弾:一番汚い部屋と玄関を片付け
翌日、タケルさんはついに一番汚い部屋の片付けに着手しました。からみついた複数のケーブル、何台ものノートパソコン、大量の薬、大量の服とハンガーなど、不要品を次から次へと片付けます。
最後は玄関と廊下の片付けです。廊下の壁にかけられたたくさんの服やカバン、玄関にある収納しきれないほどの靴や帽子、傘、書類も処分します。そしてこの日も2時間で作業を終えました。
一泊二日、合計6時間で生前整理が終了!
今回、タケルさんは一泊二日、合計6時間でなんとか生前整理を終えることができました。使用したゴミ袋はなんと40枚以上! いかにたくさんの物を溜め込んでいたかが分かります。
タケルさんによると、家の片付けや遺品整理、生前整理をするときは、いきなり汚いところから始めると挫折することがあるので、少しずつ難易度をあげていくやり方がおすすめとのこと。タケルさん自身も、一番汚い部屋は最終日に片付けをしました。
他に、ルーターや家電などの処分は業者にまとめて頼む方がよいこと、通帳の印鑑と暗証番号は家族が分かるようにしておくことなどもアドバイスしています。
また、タケルさんは遺品整理や生前整理は残された親族にとって経済的な負担がかかるばかりでなく、体力や精神を大きく消耗させることを実感したそうです。だからこそ、本人が生前整理をすることはとても重要だと訴えます。生活に必要なものは残して、1年以上使ってないものはどんどん処分して欲しいと呼びかけています。
早く処分すれば売れるものもあるかもしれません。不要なものを売って収入ができれば経済的に余裕が生まれ、部屋が片付くことで時間的な余裕も生まれます。
タケルさんは、この動画がお金の使い方や時間の使い方、人生の使い方を考えるきっかけになることを願っているといいます。生前整理を渋っている親族がいれば、動画を見てもらうことで生前整理の大切さに気づくきっかけになるといいですね。
「共感しかない」「全員見た方がいい」と反響
動画には「共感しかない」「これは日本人全員見た方が良い神回」「物を溜め込んでも良いことは何もありませんね」「子どもに遺産を残すより負担を残さないことの方が簡単かつ良い行いなんだろうと感じました」など、多くの共感の声が寄せられています。
また「20代で喪主と遺品整理をしました。前後でだいぶ価値観が変化しミニマムに暮らすようになりました」「40代ですが、これまで6名の親族の遺品整理を経験して来ました。仰る通り遺品整理を通して自分の生き方、モノとの付き合い方が改まったと思っています」などの体験談も届いています。
タケルさんは、この他にもYouTubeチャンネル「Minimalist Takeru」でミニマリストの暮らし方について発信しています。
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画像提供:「Minimalist Takeru」(@MinimalistTakeru)さん
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