歯ブラシを使うときって水でぬらした方がいいの？　“意外な答え”に思わずびっくり（1/3 ページ）

　歯ブラシはぬらして使うかそのまま使うか。「どっちが正解？」と聞かれたら思わず答えに詰まる疑問を調べてみました。

歯ブラシをぬらす派は約7割？

　歯科医院向けマーケティングDXサービスを提供するウミガメ株式会社によると、歯ブラシを“ぬらす”派は、約7割にのぼるそうです。

　一方で、歯科医院のWebサイトなどでは、驚くことにしばしば“ぬらさない”ことが推奨されています。その理由とは、いったい何なのでしょうか。

歯ブラシをぬらさない方がいい理由

　よく指摘されるのは、歯ブラシを水でぬらすとかえって磨き残しが発生しやすいということです。水分があることで歯磨き粉が余計に泡立ってしまうため、きちんと磨けていないのに磨けた気になってしまうのだとか。

　また、歯磨き粉の有効成分が薄まる場合もあります。フッ素などが配合された歯磨き粉は効果が半減することもあるそうで、せっかく効果を重視して選んだ歯磨き粉も、その能力を十分に生かしきれません。

　ちなみに、フッ素成分が入っている歯磨き粉の場合、歯磨き後に口をすすぎすぎないよう注意が必要です。具体的には5秒程度のすすぎを1・2回で十分で、その後1～2時間飲食を避けるとさらに成分が残りやすいといわれます。

　長年の習慣は変えづらいものですが、これを機会に日常のアップデートしてみるのもよいかもしれません。

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