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“雹(ひょう)を輪切り”にしたら“予想外の断面”だった 「これはおもしろい」と5万いいね 「まさに雨+包=雹」(1/3 ページ)
おもしろい!
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“雹(ひょう)を輪切り”にした写真が、X(Twitter)で話題になり、記事執筆時点で約5万件のいいねを集めています。
雹を輪切りに
写真を投稿したのは、アニメ映画「天気の子」の気象監修者として知られ、「気象庁気象研究所」主任研究官などを務める雲研究者の荒木健太郎(@arakencloud)さん。
雹は、空から降ってくる直径5ミリ以上の氷のかたまりです。投稿した輪切りの写真について、まず「積乱雲の中で成長して落下する霰の表面が0℃高度より下で融解」し、「積乱雲の上昇流で0℃高度より上空に再び持ち上げられて再凍結」、そのあと「雲粒捕捉成長して落下の繰り返しで大きく成長」するそうで、“樹木の年輪”のような層構造を持っていると説明しています。
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投稿を見た人からは「おもしれぇ知らんかった!!!」「なんじゃこりゃ」「予想外の構造だ」 「こうやって見える化されると雹がどうやって作られるのかよくわかりますね」「氷を氷で包まれている!まさに雨+包=雹だ」「雹を輪切りにする発想がないからすごい」など驚きの声が上がっています。
なお、雹の仕組みについては、“雲、雨、雪、虹、台風、竜巻など空にまつわる知識”について書かれた荒木さんの著書『空のふしぎがすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑』に掲載されています。
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