「これは覚えておきたい!」 避難所で役立つ「新聞紙スリッパ」の作り方 警視庁が伝授(1/3 ページ)
意外にしっかりしたスリッパになります。
大規模災害時に身を寄せることになる避難所。そこで役に立つ、簡易的なスリッパの作り方を、X(旧Twitter)の警視庁警備部災害対策課アカウントがわかりやすく広報しています。
簡易的なスリッパの作り方
体育館などが使われる避難所では、足先を冷たさから守ってくれるスリッパは有難い存在。しかしそんなに都合よくスリッパが転がっているはずもない……ということで、警視庁警備部災害対策課がレクチャーしているのが、新聞紙を使ったスリッパの作り方。
作り方は全部で6ステップで、1枚の新聞紙を簡単に折りたたんでいくだけで作れるというものです。ということで、早速新聞を用意して作ってみました。
広げた新聞を縦に半分に折り、さらに下半分を二回折り返します。特に難しいところもなく、小学生でも作れそうな単純さです。
縦にひっくり返したら左右を1/3程度の位置で内側に折り返し、片方を折り込み部分に差し込んだらもうできあがり。同じものをふたつ作れば、新聞紙製の簡易スリッパが完成です。簡単だ。
実際に履くときにはひっくり返して、折り込み部分を地面側にして履く方が、折った部分が広がってこなくて歩きやすかったです。もちろん新聞紙なので、地面に突起物などがあるとほとんど素足と同じくらいダメージが入りますが、少なくとも防寒に関しては素足よりかなりマシ。また、履いて歩き回ってもすぐにはクシャクシャにならず、「思ったより耐久性もあるな……」という印象です。屋外で履くのは問題外ですが、体育館のような場所なら、確かにないよりあった方がいいかも。もっと丈夫な素材を同じ折り方で仕上げれば、より頑丈なスリッパも作れそうです。
というわけで、新聞紙製スリッパでした。一度作れば覚えることができるくらい作り方も簡単なので、もしもの時のために一度練習しておくのもいいかも。新聞紙はスリッパ以外にも使い道が色々ありそうなので、非常持ち出し袋に1束入れておくのもアリかもしれません。
※画像はねとらぼ編集部撮影
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