流体力学を使って早く袋を膨らませる方法とは? レジャーの場面で活躍しそうな時短アイデアとしても使えそう(1/3 ページ)
こんなに違うなんて!
「ベンチュリ効果」を使って、通常より早く袋を膨らませる方法がYouTubeに投稿され、興味を引いています。
ベンチュリ効果を使った実験
この動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「Nate From the Internet」(@NFTI)。今回の動画では「ベンチュリ効果を使うと通常より早く袋を膨らませられる」ことを実証しています。ベンチュリ効果とは、流体の流れを絞り流速を増加させると圧力の低い部分が作り出されるという現象です。
まず半透明のごみ袋を用意し、通常するように袋を絞り口を付けて膨らませます。思い切り息を吹き込み続けると、袋は9秒でいっぱいまで膨らみました。9秒息を吹き込み続けるのはなかなかの労力のようで、ちょっと疲れてしまった様子です。
こんなに違う! 驚きの結果に
続いて、短い筒を袋の口にはめ込み、袋の入り口が開かれた状態にします。そして少し離れたところから息を吹き込んでみると、袋はみるみるうちに大きく膨らんでパンパンに。かかった時間は4.5秒という結果で、先ほどの半分の時間で膨らんでしまいました。この現象は「高速で移動する空気が筒を通して低圧域を作り、多くの空気を引き込む」と説明され、ゴミ袋を膨らませることで分かりやすく実証されたといいます。
日常にも取り入れられそう、と反響
この動画には、「ベンチュリがどんなふうに機能するのかを示すとてもクールな方法」「じゃあこの方法を使えば、キャンプのエアマットレスをもっと早く膨らませることができるのかな?」「航空機の脱出用スライドを膨らませる方法もこれ」などの反響が寄せられています。覚えておけば普段の生活でも活躍する場面が多そうなお役立ち情報となりそうですね。
YouTubeチャンネル「Nate From the Internet」(@NFTI)では他にもいろいろな実験を検証。「ピンポン玉を液体窒素に入れてみる」「わたあめを液体窒素に浸ける」「ポテトチップスを袋ごと液体窒素に入れたら?」などの動画も人気です。
画像引用:Nate From the Internet(@NFTI)
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