なぜベストを尽くしたのか 驚異の威力と連射性能を加えた“電動ビーダマン”に「もはやレーザー」「非人道的な改造を行ってる以外は完璧」(1/2 ページ)
アクリル製ビー玉射出機 ~ビーダマンの顔を添えて~
電動でビー玉にドライブ回転をかけるビーダマンの製作動画がニコニコ動画で公開され、記事執筆時点で4万5000回以上再生されるなど話題です。ビーダマンの高みを目指すとこうなるのか……!?
電動にすることでビーダマンの連射性能と回転の両立を目指す!
投稿者は、ベイブレードやビーダマンの魔改造動画を公開している「ためにならない」(てち/X:@Tiziano_Craft)さん。
動画では、漫画『爆球連発!!スーパービーダマン』(著・今賀俊)の主人公が扱うフェニックスシリーズの初代機で、ビー玉に前進方向の回転をかける機構を持つドライブ回転機体の「ファイティングフェニックス」が登場。ビー玉をホールドするパーツを押さえて発射する“シメ撃ち”により威力が増す特長があります。
完成された機体ですが、一方でしっかりパワーを乗せて撃とうとすると連射がしにくいという面も。そこで今回は「電動でドライブ回転をかければ、連射性能と回転の両立ができるのでは?」という発想から開発に着手しています。
射出モーターは、ギア比を変更できるタミヤの「遊星ギアーボックス」を使用することでパワーを担保。カットしたアクリル板を組み合わせて本体を作り、ビー玉が通る部分にはタミヤの「三角棒(プラ材)」とゴムシートを使ってドライブ回転機構を加えました。
モーターを乗せる部分にはバネを使ってサスペンション付きに。モーターに付けたタイヤによってビー玉が勢いよく押し出される仕組みですが、その際のモーター軸への負担を軽減する算段です。試し撃ちの結果は……あれ、威力めちゃくちゃ弱くない?
申し訳程度にビーダマン要素を足したら完成です。まさに魔改造……
どうやらモーターへの負担軽減を重視しすぎたようで、ここでギア比やタイヤを変更し、ドライブ回転の要であるラバーの位置も調整。すると一気に高威力に!
そして実験がひと段階成功したところで、ビーダマンの顔(ボンバーマンフェイス)のみを搭載することでビーダマンにしています。なお、作った本人いわく、大事なのは「ビーダマンかどうかよりも、ビーダマンと言い張る勇気」。
開発終盤では、弾(ビー玉)詰まりを解消すべく「どこのご家庭にもある水道管」をマガジンパーツとして装着するこで、非常に安定した射出と驚異の連射性能を実現させました。勢いと連射が想像以上……!
ちなみに今回の開発テーマの一つに「持ち運びできる」というものがありましたが、こちらの問題は「携行性には目をつぶることでこの問題を解消しています」と説明しています。解消ってなんだっけ。
驚きの威力と連射に「もはやレーザー」「非人道的な改造を行ってる以外は完璧」の声
いくつかの部分に目をつぶれば大成功といえる「電動ドライブ回転連射ビーダマン」のメイキング動画に、視聴者からは「歴代最強クラスの出来では」「マジで携行性以外は有能」「非人道的な改造を行ってる以外は完璧」など称賛(?)の声が上がり、一気に射出されるビー玉に「これは気持ちいい」「もはやレーザー」なんてコメントも寄せられています。
ためにならない(てち)さんはニコニコ動画とYouTubeチャンネル(@tameninaranai)にてさまざまな魔改造動画を公開中。情報はX(@Tiziano_Craft)で発信しています。
画像はニコニコ動画より
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