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ミニ四駆を“ギヤなし”に超改造した検証が人気 「ちゃんと走るし平たんなコースならめちゃくちゃ速い」(1/2 ページ)

まじで……?

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 ミニ四駆を“ギヤなし”に改造した動画が、驚きの結果となっています。そもそもギヤなしでまともに走るのか……と思ったら、めちゃくちゃ速い!

ためにならないギヤなしミニ四駆 まさかのギヤなし。まともに走れるのかと思われましたが……?

 この動画を公開したのは、「ためにならない」の投稿者名でさまざまな動画を投稿しているてちさん(YouTubeニコニコTwitter)。ギヤの解説から始まり、話が(意図的に)横道にそれた結果生まれたマシンとなります。

 動画での解説によると、ギヤは「タイヤが1回転したときにモーターが何回転するか」を表す“ギヤ比”が重要とのこと。ギヤ比が5:1のように“大きい”ものほど加速性能とパワーが高くなり複雑なコースに強く、ギヤ比が、3.5:1のように“小さい”ものほど最高速度が高くなりシンプルなコースに強くなります。なるほど、ためになる。

ためにならないギヤなしミニ四駆 マシンやコースに合わせたギヤの選択が重要だそうです
ためにならないギヤなしミニ四駆 平面なコース
ためにならないギヤなしミニ四駆 ギヤ比が低い方が有利です
ためにならないギヤなしミニ四駆 アップダウンのあるコース
ためにならないギヤなしミニ四駆 わずかですが逆転しています。もっと長くて複雑なコースであればさらに差が出るはず

 ……ということは、ギヤ比1ならもっと速く走れるのでは? というシンプルな極論から、マシン制作がスタート。ギヤ比1ということは、モーターが1回転する間にタイヤも1回転します。つまり、モーターにタイヤ直刺し。ダイナミック過ぎる。

ためにならないギヤなしミニ四駆 まさかの直刺し

 こうして出来上がったマシンが、名付けて「軽量ダイレクトドライブ型前輪2輪駆動式ミニ四駆」。四駆なのに名前の時点で「2輪駆動」と言ってしまっていますが、「気にするな」とのことです。

 これをいざ平たんなコースで走らせてみると……ちゃんと普通に走りました。そしてタイムは、ギヤ比3.5:1では3周5.46秒だったのが5.35秒とちゃんと早くなっています。逆に、アップダウンのあるコースでは、ギヤ比3.5:1では6.68秒だったのが7.26秒に。理論通り遅くなっています。

ためにならないギヤなしミニ四駆 普通に走るギヤなしミニ四駆
ためにならないギヤなしミニ四駆 アップダウンには露骨に弱い。ギヤの役割を感じさせられます
ためにならないギヤなしミニ四駆 理論通りの結果になりました

 これに最高速度重視な「軽量」「高出力モーターと電池」「小径タイヤ」のカスタムを施し、走らせてみることに。するとそのタイムは、3.36秒になりました。は、はえええ!

ためにならないギヤなしミニ四駆 さらに速度重視のカスタムを施す
ためにならないギヤなしミニ四駆 完成
ためにならないギヤなしミニ四駆 超速い!

 むちゃな改造と思われたましたが、てちさんがオチに困るほど理屈通りにちゃんと走る結果になったギヤなしミニ四駆。平たんでシンプルなコースを走らせる際には、大いに参考になりそうです。

ためにならないギヤなしミニ四駆 いきなり完成形になってしまった感のあるギヤなしミニ四駆。さらなる発展はあるのでしょうか
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