ビオトープを作って4カ月後の現在、“あの生物”が大量発生し…… 「いいないいなー!!素敵だな」「すごい…」と驚きと感心の声(1/3 ページ)
※昆虫が苦手な人は閲覧注意です。
庭に巨大ビオトープを作って4カ月……。冬のビオトープにいる生き物探しが、YouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」で公開されました。動画は記事執筆時点で19万4000再生を突破しており、3600件を超える“高評価”が寄せられています。
夏に作ったビオトープ、季節は冬になり……
動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」。投稿者の鰐(わに)さんは、2023年4月にオープンした「深谷爬虫(はちゅう)類館」(埼玉県深谷市)の館長さんで、以前は南米アマゾンの巻き網漁に同行し、珍しい魚たちと出会う姿が話題となりました(関連記事)。
そんな鰐さんが庭に巨大ビオトープを作ったのは2024年の夏のこと。今回は冬のビオトープにどんな生き物がいるのか、探しに行きます。
いろいろな種類のヤゴを発見
夏にはオタマジャクシやカエル、トンボでにぎわっていたビオトープ。冬を迎えて周囲の植物は枯れ、生き物もだいぶ減ってきたように見えます。しかし、冬と言ってもまったく生き物がいなくなるわけではありません。水面をのぞいて見ると小さな生き物が泳いでいて、多くの姿が確認できたのは、ハイイロゲンゴロウとマツモムシでした。
網を入れてすくってみると、元気に泳いでいたハイイロゲンゴロウとマツモムシの他に、ガムシの仲間やヤゴが確認できました。特にヤゴは、いろいろな種類の個体が見つかったので、順調にいけば来年はさまざまなトンボの姿が見られるかもしれません。
それから発見したのはミズカマキリ。「冬をここで越してくれてるんだ~」と鰐さんはうれしそうです。また、ハイイロゲンゴロウの羽のかけらのようなものも見つかり、ビオトープ内で新たな生命の誕生と喪失が発生していることにも感動です。
夜のビオトープは……?
さすがに寒すぎるかもと思いながら、夜のビオトープも観察しにきた鰐さん。昼よりもたくさんのハイイロゲンゴロウとマツモムシたちが泳いでいる姿を目にします。夜行性なので夜の方が活発なのは当然なのですが、それにしても個体数は夏場に引けを取らないほどの数でビックリです。
水中カメラを沈めてもっと見てみると、ミズカマキリの姿も大量に見られました。ミズカマキリは、それほど稀少な生き物ではないですが、ちゃんとした水棲生物が自分の作ったビオトープに来てくれることが感慨深いと話す鰐さん。今後は春前、2月~3月ごろにカエルたちが産卵しに来てくれることを楽しみにしているそうです。
「生態系がドンドン豊かに」「これから楽しみですね」
動画には、「すごい密度の昆虫たち!これから楽しみですね」「更に種類が増えて、生態系がドンドン豊かになってほしいです」「自分が作った世界でたくさんの生物が暮らしてるのを見るのは神様になったみたいで楽しいだろうな。シムシティみたいだ」「ビオトープの続報待ってました!冬でもいっぱい生物がいて素晴らしいですね!」「これだけ多くの個体が居る…マツモムシの幼虫だけで支えきれるって凄いw」など、ビオトープに興味津々の人からのコメントが寄せらています。
ビオトープの続報や、鰐さんが飼育している生き物たちの様子などは、YouTubeチャンネルの他、X(Twitter/@fukayahachu)でも公開しています。
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