「民事及び刑事の両面で」厳正対処　スタジオジブリ、無断の“高額販売行為”に声明　メルカリなどで横行か（1/2 ページ）

　アニメーション制作会社「スタジオジブリ」は12月9日、公式サイトを通して「出版書籍等の無断複製、切り抜き及び販売等行為」に関して、「民事及び刑事の両面での厳正な対処を講じる」旨の声明を発表しました。

無断複製などの行為に声明

　同サイトでは「当社出版書籍等の無断複製、切り抜き及び販売等行為に関するお知らせ」と題し、「現在、一部店舗及びオンラインショップにて、当社から発売されている書籍等から無断で切り取った図柄、絵画を額装等し、著しく高額な値段を付して販売している事象が発生していることを確認しています」と報告。

　続けて「当該行為は当社の著作権その他知的財産権を侵害し得るものであり、当社としては当該行為に一切関与しておらず、民事及び刑事の両面での厳正な対処を講じる方針であることを、ここにお伝えします」と発表しました。

　声明の背景には「当社作品やそこに登場するキャラクターは、いずれも多くの関係者が時間と労力を費やして創作して世に送り出され、世界中の多くの人々に長年に亘って愛され続けています。このような行為は当社作品やキャラクターへのフリーライドであり、不当に利益を上げる行為として看過することはできないと判断いたしました」としています。

フリマサイトなどで見られる販売についてか

　現在フリマサイトやオークションサイトでは、「スタジオジブリ公式本より抜粋」と説明し、同社作品の図柄や絵画を額縁に入れて無断販売する行為が横行しています。

　中には2万円以上で売買されているものもあり、同社が対策を講じたとみられます。

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