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スーパーで売れ残った“1匹300円のエビ”を水槽に入れたら…… 「マジすげぇ!!」興味深い姿が220万再生「はじめて見た」(1/3 ページ)

お顔やしぐさがかわいい。

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 スーパーで売れ残っていた“瀕死のエビ”を飼育してみた様子がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で220万回再生され、2万6000件の高評価を集めています。

スーパーに売れ残っていた瀕死のエビを飼育してみると…

 動画を投稿したのは、全国のさまざまな生物を捕獲している水ラーメンさん。自身のYouTubeチャンネル「水ラーメン」では以前、スーパーで購入したロブスターとアワビを飼育する様子が話題になりました(関連記事)。今回の主役は高級食材として知られるエビ、クルマエビのようです。

1匹300円のクルマエビを9匹購入

 水ラーメンさんはこの日、ペットを探すべくスーパーにやってきていました。すると、生きたクルマエビ(1パック3匹入りで900円)が販売されていたため購入し、飼育してみることに。横にいたサザエも一緒に連れ帰り、飼育してみるようです。

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 9匹のクルマエビを購入し、全速力で帰宅した水ラーメンさん。クルマエビは、このサイズからもう一回りほど大きくなるそうですが、若い個体だと弱るスピードがとても早いため、ちょっぴり心配なのだといいます。

パックに並んだクルマエビ
スーパーで瀕死のクルマエビを9匹購入

 そのため、取りあえず海水を張った小さな水槽に入れておき、その間にクルマエビ用の大きな水槽を立ち上げることにしました。水槽に入れたクルマエビたちは元気がなく、ぐったりしているようですが、元気になってくれるでしょうか……?

回復するかなぁこれで
無事に回復してくれるでしょうか……?

クルマエビ用の水槽を立ち上げる

 クルマエビの回復を願いつつ、クルマエビ用の大きな水槽を立ち上げていきます。水槽にはクルマエビの隠れ家となり、甲殻類の成長に必要なカルシウムとミネラルが溶け出すサンゴ砂を入れ、人工海水のもとで作った海水を張り、ろ過器とヒーターを設置。クルマエビにとっては、20度前後が最も活発に動ける水温なのだそうです。

サーモヒーター
クルマエビ用の水槽を立ち上げました

 大きな水槽を立ち上げたら、早速クルマエビを引っ越しさせます。クルマエビを落ち着けるために小さな水槽にかけていた布を取ってみると、幸いなことに9匹とも随分と元気になっていました。


9匹とも復活していました、すごい!

 この9匹を立ち上げたばかりの水槽に投入してみると、単に弱っているのか砂が合わないのか、クルマエビたちが砂に潜る様子はありません。

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立ち上げたばかりの水槽にクルマエビを投入

 水ラーメンさんによると、野生のクルマエビは主に海の砂泥底に生息していて、日中は砂の中に潜って夜間に活動しているそうです。小魚や小型の甲殻類、貝類の幼生などを食べていますが、特にイソメのような多毛類が大好物なのだとか。

 エサさえ食べてくれれば先が明るいことから、イソメを与えてみることにします。するとうれしいことに、器用に手を使ってイソメを食べる姿を見せてくれました。

 以前お迎えしたケガニの「毛玉」ちゃんとロブスターの「ロブたん」にもイソメをあげてみると、どちらもしっかりと食べてくれます。なお、イソメは死ぬときに強い毒を出すため、死んだイソメは生き物のエサにしないほうがいいそうです。


エサのイソメを食べてくれました

 そんなこんなとしていたところに、クルマエビの水槽用に購入した細かい砂が届きます。早速水槽に細かい砂を投入してみると……クルマエビたちは期待通り砂に潜り、ひょっこりと顔だけ出すかわいい姿を見せてくれました。


ひょっこり

サザエを水槽に投入

 クルマエビたちが落ち着いたところで、一緒に購入してきたサザエも水槽へ投入することに。サザエは殻の中に水分を蓄えているため、殻に閉じこもってさえいれば、水がなくても2~3日は生存できるのだそうです。

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 2匹購入してきたサザエのうちの1匹は残念ながら絶命していたため、残った1匹を大切に飼育していくとのこと。なお、サザエの適正水温は18~24度なのでクルマエビと問題なく共存できるそうです。


サザエも水槽に投入

 その後、クルマエビもサザエも夜行性であることから、部屋のライトを落として赤色のライトをつけ、真夜中の環境を再現した状態で観察してみることに。すると、9匹のうち1匹のクルマエビが、水槽の中を元気よく動き回る姿を見せてくれました。


真夜中を再現、左下にいるクルマエビが動き回っています

 残り8匹があまり動かなかったのは食後だからだろうとのこと。クルマエビは、食べたものを消化するために休憩する時間が必要なのだそうです。

 今回飼育し始めたクルマエビたちはまだ若い個体なので、これから2週間に1回くらい脱皮していくだろうとのこと。また、クルマエビの名前はコメント欄で募集し、9匹まとめて「カツオ」と呼ぶことに決めたそうです。カツオたちが今後どのように成長するのか、どのくらいの大きさになるのか、今から楽しみですね!


残る8匹は休憩中だったとのこと、みんな元気で大きくなりますように

 なお、水ラーメンさんはX(Twitter)でスーパーで購入した生き物を自然に返すことは絶対にやめてくださいと注意喚起をしています。

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 スーパーで購入した生体を飼育すること自体は問題ありませんが、自然に放つと遺伝的な交雑を引き起こしたり、病原体を拡散したりと、生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。責任を持って食べるか、最期まで飼育するようにしてくださいね。

「マジすげぇ!!」「感動しました」の声

 この動画のコメント欄には「マジすげぇ!!」「純粋に愛情たっぷりで心温まった」「命の尊さを改めて実感させられます」「感動しました」「クルマエビがエサを捕獲する姿はじめて見た」「エビってこんなに可愛いのっ?!」「ずっと観てしまう」「心に刺さるなあ」といった声が寄せられています。

 見ているだけでワクワクする水ラーメンさんの活動は、YouTubeチャンネル「水ラーメン」やX(@mizuramen0923)で公開中です。

「水ラーメン」動画まとめ

スーパーに売れ残っていた瀕死のシャコを飼育してみると…
スーパーに売れ残っていた瀕死のカニを飼育してみると…
スーパーに売れ残っていた瀕死のエビを水槽に入れると…

動画提供:YouTubeチャンネル「水ラーメン

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