「猫に会いに行く」が支援になる 動物保護団体の猫カフェに行ってきた (1/2)
動物保護団体が運営する猫カフェがある。たとえ里親になることができなくても、会いに行くことで保護された猫たちを支援することができる。
猫が好きだけれどアパートがペット禁止で飼えない……といった人にとって癒しの場である猫カフェ。実は、動物保護団体が運営している猫カフェがあることをご存知だろうか。NPO法人東京キャットガーディアン(TCG)の開放型シェルターに、その猫カフェはある。
TCGの開放型シェルターは東京の豊島区大塚と府中市武蔵台にあり、行政(保健所・動物愛護センター)から引き取った猫が各シェルターに70〜100匹いる。今回は大塚のシェルターに取材にうかがった。
大塚のシェルターはビルの5階。入り口のドアを開けると部屋が3つあり、猫たちが無邪気にじゃれ合って遊んでいる。廊下を進んでいくと木の階段があり、そこを上るとテーブルやいすが置かれた猫カフェスペースが広がっている。天井はガラス張りで日当たりはよく、広々としたスペースに猫たちが思い思いにくつろいでいる。ここにいる猫たちは、シェルターで保護された猫であり、必要なケアやワクチン接種・手術などを済ませていて譲渡可能な状態だ。
ここでは猫と遊ぶことができるだけでなく、気に入った猫がいれば譲渡を申し込むことも可能だ。審査に通れば引き取ることができる。飲み物は水とハーブティーのパックが用意してあり、セルフサービスとなっている。
取材はこのカフェスペースで行ったのだが、取材中も猫が筆者の膝の上に乗ってきて大変和やかに進められた。カフェスペースでは譲渡の面談を行っている場面も見られた。
カフェスペースは一般的な猫カフェのような時間制料金はかからないが、利用者には入り口で身分証の提示と寄付をお願いしている。しかし寄付と言ってもいくらくらいを目安にすればいいのか分からない人もいるだろう。
「平均的には1000円くらいを入れて下さる方が多いです。子猫のご飯5日分とトイレ砂2週間分がまかなえます。3000円ならそれにお薬1週間分とワクチンが付きます。あくまでご入場者様にお願いする支援なのでお気持ちで決めて下さい。利用時間の制限もありません。以前、お子さんが1円玉と5円玉のぎっしり詰まった貯金箱を持って来てくれたのは微笑ましかったですね」
そう教えてくれたのはTCGの代表・山本葉子さん。なるほど、寄付金によって購入できるものの目安があるというのは“どれだけ支援になったか”が分かりやすいかもしれない。
シェルターの運営費はそうした支援金や物販などでまかなわれている。金銭の支援だけでなく、現在使っていないペットグッズ(犬猫のトイレやケージ・キャリーなど)の寄付も受け付けている。洋服やバッグ・靴といった人間用のものも含めて1階のリサイクルショップで販売し、運営費にあてているそうだ。
「猫カフェは日本では7年ほど前から始まりましたが、私は昔『What's Michael』という漫画の1巻に出てくる猫カフェらしきシーンを見て、これをやりたいと思ってしまいました。ずいぶん前の事ですね」(山本さん)
猫カフェ開設のきっかけが漫画だったとは意外。普通の猫カフェと違う点は、みな保護された猫で譲渡対象であること。今まで最高で月に95組の里親さんが決定した。申し込み総数は毎月100組を超えるという。
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