“邪悪な月曜日”を滅ぼすため命を賭けて月へ……? 月曜日嫌いの全人類に捧ぐ謎映画「FIRST-MONDAY」の予告編がまさかのオチ
アルマゲドンかと思った。
長い間多くの人々を苦しめてきた問題、それは「月曜日が来るのが憂鬱」ということ。そんな人類最大の脅威に命を賭けて立ち向かう謎動画「FIRST-MONDAY」がYouTubeで公開されました。なんだこの壮大なスケールの映画予告編は……。
「FIRST-MONDAY」は“邪悪な月曜日”という名の巨大隕石が飛来し、人類が憂鬱に侵されてしまうというストーリー。ある日、主人公のもとに機関から「邪悪な月曜日を滅ぼす為に月に行ってほしい」という手紙が届きます。
行けば生きて帰れる保証はない危険な任務。愛する妻を残して死ぬわけにはいかない。主人公は思い悩みます。
その間にも世界には刻一刻と危機が迫ってくる。「俺が幸せな月曜日をこの地球に取り戻す!」。ついに決断した主人公は妻に「愛してるよサンデイ」の言葉を残して、宇宙へと飛び立っていきます。
宇宙空間ではスリリングな任務遂行シーンが展開。そして主人公は危険を乗り越えついに隕石の破壊に成功します。やった……人類はついに月曜日に勝ったんだ……!
ラストシーンは月面に立ち旗を掲げる主人公。その旗には「auマンデイ」の文字が書かれていて……ってこれ映画の予告編じゃなくてCMじゃねーか!
実は「auマンデイ」のキャンペーンで、憂鬱な月曜日を映画でハッピーにする「ハッピーマンデイ大作戦」を実施中。このやたら気合の入った予告編風動画もその一環で、全4作が公開されているのでした。
第1弾は母と子の感動の再会を描いた「MOM&DAY」。1万キロ離れて暮らす母子がついに再会を果たし、露骨に「マム!」「デイ!」と連呼しながらauマンデイの存在を匂わせるシーンは涙なしには見られません。
第2弾は薄暗い洋館を舞台にしたホラー作品「13日は月曜日」。月曜日の仮面をつけた男に追われた女性が「絶対に出社したくないの!」「週明けないで!」と絶叫しながら逃げ回り、血で書かれた「さらば週末」の文字に絶望するシーンはマジで怖いです。2つの意味で怖い。
第3弾は一転して日本の高校生の恋愛を描いた「月曜日の君に恋してる。」。幸せな週末を過ごしていた2人、突然打ち明けられた彼女が「月曜日恐怖症」だという事実。そして彼氏の「俺がお前の月曜日ごと抱きしめてやるよ!」という愛の告白が、言葉の意味はよくわかりませんがめっちゃ名言っぽくて泣けます。
秀逸なBGM、いかにもそれっぽい煽り文やセリフ回し、さらには配給会社のロゴまでいちいち制作する謎の完成度の高さから本当の予告編だと思ってしまったという人も多いもよう。名作映画のパロディも随所に散りばめられているので、映画好きなら思わずニヤリとするシーンも多いです。ていうか普通にちょっと見たいんだけどこの映画……。
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