「人生やり直せるならあいつとは絶対結婚しない!」→本当にやり直した結果 やり直せたとしても変わらない、大切な何かを描いた漫画

やり直したって変わらないものが。

» 2019年12月16日 20時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]
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 もしも人生をやり直せたら――そんな空想が実現する漫画を、『バーサスアース』シリーズで知られる漫画家の一智和智(@burningblossom)さんがTwitterで公開しました。結婚を後悔した男は、2周目の人生で何を選択するのか。


アイキャッチ ちょっとした言葉のアヤだったはずが……?

 ある日主人公は、ふとしたことから妻に憤ってしまいます。彼女は洗い物の当番なのに、残業疲れで何もできていなかったのです。


1P

 「自分はちゃんとしているのに」といら立ち、「あとでやる」と言う妻を無視して自らシンクを片付ける主人公。「こんな女と結婚するんじゃなかった……もし人生をやり直せるなら、あいつとは絶対結婚しない!」などと、思考はどんどんマイナスへ傾いていきます。

 そんなとき――主人公はなぜか、ふとんの中で目覚めました。置かれた状況は自分の学生時代。本当に人生が「やり直し」になっていたのです。


2P

 身体は若返りながら、大人としての記憶は元のまま。妻へのいら立ちも残っていて、主人公は「恋人選びは慎重にせねば」などと考えながら登校します。ところが、学生時代の自分が孤独で、恋人を選ぼうにもよく話す相手などいなかったことを思い出してしまうのでした。


3P

 それでも、主人公はもう1つ、大切なことも思い出していました。そんな彼に唯一声をかけてくれたのが、とてもかわいい女の子だったことを。そして彼女が、のちに妻となる女性だったことを。主人公は結局、同じ相手と結婚。妻への思いを再確認できたせいか、2周目ではいらいらせずに、疲れた彼女をマッサージでいたわるのでした。


4P

 「妻は、主人公を今の自分にしてくれた人だったんですね」「妻も人生をループして、主人公がほれるよう誘導していたのかも」「最後にやり直したのが、冒頭の状況への対処というのも面白い」など、さまざまな感想が寄せられました。人生には無数の選択肢がありますが、仮にやり直せたとしても変わらない、大切な何かがあるのかもしれません。

 一智さんは、異世界に転生した元“便利屋”サイトウの活躍を描く『便利屋斎藤さん、異世界に行く』(KADOKAWA)の1巻を7月にリリースし、2巻が12月23日発売予定。また、2020年2月12日には『優し異世界〜やさしいせかい〜』が発売されます。


作品提供:一智和智(@burningblossom)さん


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