「ポケットからきゅんです」誕生した瞬間は「パッと」 ひらめ、15秒に収まりきらないポケきゅんの魅力語る
TikTokから誕生した“15秒のシンデレラ”。
「ポケットからきゅんです」。TikTokで3億回以上再生されたフレーズです。
これは、アーティストのひらめさんが、6月3日に投稿した15秒のオリジナルソングで歌われているもの。投稿以降、「ポケットからきゅんです」というインパクトのある歌詞にのせて親指と人差し指で作る“指ハート”のポーズで動画をシェアするユーザーが増え、この音源を使用した動画は30万超の投稿がされる人気に。永野芽郁さんや小嶋陽菜さん、NiziUなど著名人も参加する反響となりました。さらに、7月にはYouTubeでフルver.も公開されており、記事執筆時点で120万回を超える再生数となっています。
この人気を受け、8月14日にLINE MUSICで先行配信。デイリーランキング2位、BGMランキング1位、リアルタイムランキング最高位2位の好スタートを切っており、28日には、SpotifyやApple Musicといったストリーミングサービスでも配信が始まった他、9月にはカラオケでも歌えるよう配信がスタート。11月6日からは、新曲「既読無視」が配信されています。
「でも15秒より先をまだ知らないという人は多い」と語るひらめさん。年齢や住所、顔も非公開で謎に包まれているシンガー・ソングライターですが、たった15秒の楽曲をはじめ、オリジナルソングが誕生する背景にはファンとのつながりや“共感”への強いこだわりがあることを明かしてくれました。
コロナ禍による人生の転機
――アーティスト名“ひらめ”の由来を聞いてもよろしいでしょうか
ひらめ はい。アーティストとして活動する前から友達に「ひらめ」と呼ばれていて、その名前をそのまま活動名にしました。ちなみに、SNSのアイコンはファンの方が描いてくださったものです。
――TikTokを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
ひらめ COVID-19(新型コロナウイルス感染症)による外出自粛期間をきっかけに始めました。本当に何気ない感じで投稿し始めたのですが、初投稿から3万いいねをいただくことができました。まさかそこまで反響があるとは思っていなかったのですが、もっといろんな人に聞いてもらいたいなというモチベーションにつながって、今も続けています。
――ある意味、人生の転機となった時期だったのですね。
ひらめ そうですね。自粛期間があったからTikTokを始めたので、コロナじゃなかったらTikTokはやっていなかったと思います。あの期間は、基本毎日曲を作って投稿したり、料理が好きなので、お菓子を作ったりしていました。
――もともとギターはやられていたのですか?
ひらめ シンガー・ソングライターの井上苑子さんが好きで、数年前から趣味でギターを始めていました。でも、最初は簡単なコードとかも押さえられなくて、一回挫折したこともあります……。それでもやっぱり弾いてみたいという気持ちがずっとあって、また弾き始めました。
――それからTikTokに動画を投稿するようになり、「ポケットからきゅんです」が大きな話題となりましたが、この反響をどう受け止めていますか?
ひらめ 投稿したばかりのころは、「ちょっとずつ使ってくれているなぁ」というぐらいで受け止めていましたが、7月〜8月ごろを境に有名なTikTokerさんや芸能人の方が音源を使ってくださっているのを知って、ここまで広まっているんだなぁと実感しました。コロナ禍で会いたくてもなかなか会えなかった友達とかからも連絡が来て、さらにその気持ちは強くなっています。
――「ポケットからきゅんです」って耳に残るフレーズですよね。
ひらめ 寝る前に、「ポケットからきゅんです」というフレーズがパッと思い浮かんだんです。メロディーも試行錯誤したというわけではなくて、口ずさみながらできた感じで、次の日には動画を投稿していました。
――そんなパッとできちゃうものなんですか……?
ひらめ 思い付いた言葉をそのまま歌詞に落とし込んだ方が、共感してもらえると思うので、作詞するときはあまり意識しないことが多いです。多いときは1時間に5曲作ったりしています。ただ、一番聞いてほしい部分はみんなが共感する歌詞じゃないと多分聞いてもらえないと思うので、どうしたら共感してもらえるかというのを考えるのは大変かもしれないです。
「ポケットからきゅんです」、実はカップルの曲
――15秒という短さの中に収めるのは大変そうですね。
ひらめ そうですね。ただ、短いからこそみんなが聴きやすい、頭に入りやすいのかなと思います。そこは15秒という魅力の一つですね。
――普段からTikTokを意識した曲作りをされているのですか?
ひらめ そうですね、常にTikTokを意識してしまっています(笑)。もともと、曲を作ることは趣味でしたが、せっかくならTikTokに投稿したいなという思いがあり、15秒で収まるように考えています。
――「ポケットからきゅんです」はフルver.も公開されていますが、サビの部分しか知らない人も多そうですね。
ひらめ 最近は少しずつフルもあるんだということを知ってくださる人が増えてきましたが、まだ知らないという人は多いですね。
ただ、この曲はカップルがテーマで、最初から最後まで聞くとストーリー性のある曲になっているので、サビだけしか知らない人もフルで聞いていただいて楽しんでもらえるといいなと思います。
――実は4年付き合っていたカップルの曲だったんだというのはフルを聞いて初めて知りました! 11月6日には新曲「既読無視」も配信されますね。
ひらめ もともとSNSで恋愛相談をされることが多くて、寄せられる相談もLINEに関する悩みがすごく多いんです。「既読無視」はそんな女の子たちに共感してもらえるような、背中を押せるような曲を作ろうと思って作りました。
これもTikTok用に作った15秒だけの曲だったのですが、フルを聞きたいという声を多くいただいて、配信することになりました。「ポケットからきゅんです」はLINE MUSICのTOP10入りするなど反響が大きかったので、「既読無視」も聞いていただけるか不安はありますが、たくさん聞いてもらえたらうれしいです。
――YouTubeにアップされているコメントシリーズという楽曲も、ファンの方からの相談がベースになっているんですよね?
ひらめ はい。「ショートヘア」という曲も好きな人のために髪形を変えようか悩んでいるという相談がきっかけとなったできた曲です。
片思い中の女の子から恋愛相談を受けることが多いのですが、男の子からもたまに相談されることもあるんです。悩んでいることは結構似ているので、「既読無視」は女の子だけじゃなく、男の子が共感できる部分もあるのかなと思います。
曲が誕生する背景にファンとのつながり
――ファンの方と密にコミュニケーションを取られているんですね。
ひらめ 今はInstagramのライブ機能を使ってファンの方とコラボ配信ができるので、そこで直接話すこともあります。そこで新しい私を知ってもらえるのですごくいい機会だなと思いますし、直接ファンの方から曲を聞いて喜んでいる声を聞けて、私もすごくうれしいです。
今はコロナ禍で難しいかもしれませんが、これだけたくさんの方が知ってくださっているので、何か直接恩返しできる場所を作れればと思っています。
――ライブなどできるといいですね! ひらめさんをはじめ、TikTokをきっかけにブレイクする人も多いと思います。ひらめさんにとってTikTokはどういう場ですか?
ひらめ 自分の魅力を出せる場所ですかね。TikTokをきっかけに夢をかなえている人もたくさんいるので、今夢がある人はTikTokを一つの手段として使っていいのかなと思います。
――ただ、TikTokもたくさんのユーザがいますし、これだけたくさんの動画が投稿されている中、15秒だけで注目してもらうのは難しそうですよね……。
ひらめ もちろん、最初から注目を集めることは難しいかもしれません。でも、TikTokはいつバズるか分からないアプリなので、私は継続することがすごく大事だと思います。
――ひらめさん自身はTikTokをきっかけに今後どのような活動をされていく予定ですか?
ひらめ 「ひらめ」というアーティストをもっと知ってもらえるように、今後もTikTokでは活動を続けながら、女の子に共感してもらえるような曲を作っていきたいです。
あとは、TikTokだけでは伝えきれない部分が歌詞に詰まっているので、フルを聞いたことがない人はぜひ一度聞いてみてほしいなと思います。
「ポケットからきゅんです!」
作詞・作曲ひらめ
ポケットからきゅんです!
え? 何落としたの? きゅんです!
君がくれたきゅんです!
でも君にあげられなくてシュンです。
君と出会えたことは奇跡じゃなくて運命だと思うんです。
転んでもつまずいても君とふたりで進んでいくんです。
いつも笑わせてくれてありがとう。
あぁ、今こうしてバカ笑いしてる時間が幸せだと感じるんです。
君の奏でるメロディー君の優しい声にきゅんです!
ずっと聞いていられそうなくらい君に惚れているんです。
ねえこの手繋いでぎゅってしてほっぺにちゅってしてきゅんとして止まらないきゅんです!
止められないきゅんです!
君にあげたきゅんのお返しは? うん。だけだった。
君と出会ってから4年が経つけどまだまだ知らないところもあるから見つけていくんです。
むちゃぶりしてもいつも期待以上のことしてくれる君が... 好きなんです。
君が他の誰かと楽しそうにしているとシュンです。
どうしたら笑わせられるかなって考えているんです。
ねえ、この手繋いでぎゅってしてほっぺにちゅってしてきゅんとして止まらないきゅんです!
止められないきゅんです!
君にあげたきゅんのお返しは?私だけ知ってればいいのです。
ねえ、きゅんです。君の放つ言葉にねえ、きゅんです。
君の何気ない仕草に辛い時に後ろからぎゅって抱きしめてくれる君にいつも...... きゅんです!
ポケットからきゅんです!
え?何落としたの? きゅんです!
君がくれるきゅんです!
私の中にいつもあるんです!
2人だけのきゅんです!
これから作っていくんです。2人の未来をこれからも描いていくんです。
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