ピップ「そうだ、肩がこらない服を作ろう」→ほんとに作るよ! 服飾学生と人間工学の教授を巻き込んだ一大プロジェクトが進行中

人類と「肩コリ」は、切っても切り離せない関係だった……!?

» 2022年06月24日 13時00分 公開
[PR/ねとらぼ]
PR

 老若男女関係なく、多くの人が悩まされている「肩コリ」。肩がだるいと何かとやる気が出ないし、放っておくと悪化してきて痛むことも……。マッサージをしたり、肩をあたためたりしてケアしているという人も少なくないでしょう。

 ではもし、この世に「肩がこらない服」があるとしたら――いったいどんな服だと思いますか?

 そんなことを考えたのは、ピップエレキバンを販売していることで有名なピップ株式会社。肩がこらない服って、どういうこと? 一体どうやって作るの? そんな謎を解き明かすため、5月31日に都内某所で行われた発表会に潜入してきました。

「コリナイ・プロジェクト」発表会のようす

「コリ」を感じる人のうち7割は、仕事への悪影響を感じたことがある

 ピップの代表取締役・松浦社長によれば、肩・首・腰に「コリ」を感じている人の約7割は「体のコリのせいで仕事に支障をきたしたことがある」んだそう。さらに「体のコリが原因で仕事を休みたくなったことがある」と答えた人も6割以上いるんだとか。

 一方で、その対処法については「自分のコリに決定的な対処法はなく、色々な方法を試したいと思う」人が6割以上というのが印象的な数字でした。「自分のコリに合う対処法があり、大体その対処法を実践している」と答えた人はコリを感じている人のうち約15%程度にとどまり、多くの人はまだ自分のコリとの付き合い方を見つけられていないということになります。

体のコリに関する調査結果
ピップ株式会社代表取締役 松浦社長

 そこで発表されたのが 「コリナイ・プロジェクト」。ピップエレキバンの発売50周年に際し、さまざまな角度からのアプローチで、体がこりがちな日本人に今一度コリと向き合ってもらうことを目的にした企画だといいます。

 そもそもピップエレキバンとは、肩や腰など体のコリが気になる場所に貼ることで、磁気の力でじんわり血行を改善してコリを改善するというアイテム。ただこのプロジェクト発足にあたって、松浦社長が話していたのは「“日本人の多くがコリに悩まされている”という現状を打破するために、コリについて人々が今一度考え直すきっかけを作りたい」「もちろんピップエレキバンを使っていただけるのであればうれしい。ただピップエレキバンに限らず、人々がそれぞれ自分に合ったコリ解消法を見つけてほしいということでした。

「コリナイ・プロジェクト」発表会のようす

 さらに当日は、ピップエレキバン50周年アンバサダーにAKB48の倉野尾成美さん・下尾みうさんが就任することも発表されました。最近のリリース曲ではクールで激しいダンスが話題になっているAKB48の皆さんも、ライブでは緊張して体に力が入ったり、ダンスの後は足腰に疲れがたまったりとコリには悩まされているとのこと! 老若男女、職業やライフスタイルが異なっても、いろいろな場面で皆さんコリに悩まされているんですね……。

AKB48の倉野尾成美さんと下尾みうさん

服飾学生? ゲーム配信者? さまざまな分野から参加者が集う「コリナイ・プロジェクト」

 「コリナイ・プロジェクト」では、全く異なるアプローチのふたつの企画が行われます。

「コリナイ・コレクション」と「コリナイ・カタリバ」

 一つは、冒頭で紹介したファッション制作企画「コリナイ・コレクション」。千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート教授で人間工学博士の下村義弘先生が、文化服装学院で「人間工学の視点からコリを考える」特別講義を行い、その講義を受けた服飾学生たちが衣装デザインを本気で考えるというプロジェクトです。「未来の“肩がこらない服”」をテーマに、学生たちがそれぞれデザイン案を考えて提出し、人気投票で票が集まったデザインの衣装を実際に制作していくんだそう……!

 もう一つは、オンライントークイベント「コリナイ・カタリバ」。“趣味と肩コリ”という視点からコリについて考えるという企画で、「サウナ」「身体づくり」「ゲーム配信」を各回のテーマとした計3回のトークイベントを実施予定とのことです。サウナーの人は肩がこらないの? ゲーム配信者の人はやっぱり肩コリがすごいの? それぞれの分野に精通する人の視点で、コリとの向き合い方について話してもらうというトークイベントになるそうです。

下村先生「人類は肩コリから逃れられなくなった」→服飾学生たちが考えたのは……?

 発表会には、「コリナイ・コレクション」企画にて講義を行った人間工学博士・下村先生の姿も。文化服装学院で行った講義の一部として、人間工学の視点で考える肩コリについての解説を聞くことができました。

下村先生 「人類は約700万年かけてこの形に進化してきました。人類が樹上生活をしていた時代、鎖骨というのは腕を使って木にぶら下がるのにとても有用な形でしたが、やがて人類は樹上生活をやめました。地上で二足歩行する生活になると、重い腕ですが鎖骨からぶら下げるほかありません」

千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート教授で人間工学博士の下村義弘先生

 「二足歩行になり、前足で作業できるようになったことで人類の文明は飛躍的に発展しましたが、そのことによって肩コリからも逃れられなくなってしまったのです

 人類にとって肩コリは約束された“業”だったということ……? そんな背景があるので、肩コリを抜本的に解決するというのは簡単なことではないと話す下村先生でしたが、人間工学の視点から「肩がこらない服」づくりのヒントになりそうなアイデアもいくつか教えてくださいました。

人間工学の視点で考える、肩コリについての解説

 腕を上げて支えたり、体全体を横にしたりして重力をキャンセルさせる「重力からの生機構学的開放」、スマホ操作やお辞儀などの日常的なシーンで、首や肩を下げなくてもよくなるようなアシスト方法を考える「重力からの文化的開放」など――さまざまな角度からのアプローチがあり得るとのこと。下村先生のそんなお話を講義でじっくり聞いていたという文化服装学院・アパレルデザイン科の学生さんたちは、いったいどんなファッションデザインを考えたのでしょうか?

宇宙服? 肩を浮かせる!? ユニークな「コリナイ」デザインが勢ぞろい

 文化服装学院での講義から約3週間後、講義を受けた学生ひとりひとりがデザイン案を提出し、なんと約80点のデザイン案が集まったそう……! 「コリナイ・コレクション」では、ピップ社員と一般ユーザーの皆さんの人気投票で、これらのデザイン案の中から実際の衣装として制作されてほしいものを選んでいきます。

 まずはピップ社員の方々によって、80点から19点までに数が絞られました。そして「コリナイ・プロジェクト」特設ページ上で6月24日から7月3日まで、一般の人々も投票できる人気投票が行われ、特に人気が高かったものの中から実際の衣装として制作するデザインが最終決定されるとのことです!

 この記事ではすべての候補作を紹介することは難しいのですが、編集部内で気になった・盛り上がったデザイン案をいくつか紹介します。

文化服装学院・アパレルデザイン科の学生が考えたデザイン その1

 肩こりの原因である重力と、社会の重責からの解放をコンセプトに作成されたというデザイン。重力のない世界=宇宙という着想から、宇宙服のような雰囲気を取り入れているのが、サイバー感があってかっこいい! ふわっとした質感・透け感のある生地も、見た目から軽やかな印象があります。

文化服装学院・アパレルデザイン科の学生が考えたデザイン その2

 こちらのデザインは「肩に負担がかからないように、肩の部分を風船で浮かせました」――まさに見た通り! こんな服は見たことがないので、実現したらどうなるのか気になります。軽やかさ部門ではかなり上位に来そうです。

文化服装学院・アパレルデザイン科の学生が考えたデザイン その3

 一見モードな黒いコートですが、裏にはメッセージがたくさんプリントされているリバーシブル仕様。服に書かれたメッセージを指さすことで、自分の気持ちを服に「代弁」してもらうというアイデアだそうです。「人に挨拶をしたり、謝ったりなどする時、肩に力が入ったり、強ばったりします」――わかる、わかるよその気持ち……。

文化服装学院・アパレルデザイン科の学生が考えたデザイン その4

 布団から出たくない、このまま学校や会社まで行きたい――そんな気持ちを実体化させてしまったようなデザイン! 「何にも囚われず自身の夢の中でただひたすら楽しく謳歌する」「ストレスのない自分のための自分だけの世界を表現した」というコンセプトに、布団大好きな筆者は共感しまくってしまいました。本当に肩がこらないのかはわからないけれど、この服が実現されるところが見たい……!

 紹介しきれなかったものでも、モードでファッショナブルなデザインから、くすっと笑顔になれるユニークなデザインまで、さまざまなスタイルが生み出されていました。ぜひ特設ページを覗いてみて、お気に入りのデザインに投票してみてください!

・投票は7月3日まで! 「コリナイ・コレクション」候補作を見てみる

人気サウナーと語らう“ととのう”と“肩コリ”! 無料オンライントークイベントも

 さらに、全3回のオンライントークイベント「コリナイ・カタリバ」の第1弾、「人気サウナーと語らう“ととのう”と“肩コリ”」が6月29日の20時からピップ公式YouTubeにて生配信予定。サウナーとして有名なマグ万平さん、ととのえ親方さんを招いて、「ととのう」ことによる血行促進と肩コリの関係性について掘り下げていく1時間になるそうです。お二人のおすすめのサウナ情報も聴けて、視聴は無料とのことなので、サウナ好きの人・サウナでコリをほぐしたい人はこちらも要チェックです。

「コリナイ・カタリバ」第1弾 「サウナと肩こり」

 さらに第2回は「身体づくり」、第3回は「ゲーム配信」をテーマにし、それぞれの専門家がゲスト出演するそうです。ゲストの発表など最新情報は、ピップエレキバン ピップマグネループTwitter(@pip_cp)でチェックすることができます。

 ファッションと人間工学がタッグを組んでコリにアプローチする「コリナイ・コレクション」、趣味に没頭する人たちの視点でコリを掘り下げる「コリナイ・カタリバ」。業界・ジャンルの垣根を超えた人々がその知見を結集させて進める企画というのは、見ているだけでわくわくしますよね。今後の展開に期待です!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2505/10/news027.jpg 大人なら解けないと恥ずかしい? 「(1/8)−(1/8)」を計算せよ!【算数クイズ】
  2. /nl/articles/2505/09/news149.jpg 急性骨髄性白血病で闘病中だったVTuber、死去 「復帰を目指して闘病」 専門学校の講師としても活動
  3. /nl/articles/2505/10/news029.jpg 車のナンバープレートの“文字”をよく見たら……「ホンマや!」 “驚きの事実”が110万表示 「知らなかった」「全然違うんだ」
  4. /nl/articles/2505/10/news015.jpg セリアの大量の木箱→“カットなし”で映えるアイテムに! 驚きの100均DIY「アイデアがすごい」「不器用でも作れそう」
  5. /nl/articles/2505/11/news044.jpg 「よくも病院に連れてきたな……」とにらむ猫、先生が来た瞬間 驚きの変貌が「これがほんとの猫かぶり」と話題 今どうしてる?現在を聞いた
  6. /nl/articles/2505/10/news020.jpg 「食べるだけじゃもったいない!」 豆苗を土に植えて育てたら…… 半年後、予想外の姿に「えーーー」「もっと早く知りたかった」
  7. /nl/articles/2505/02/news125.jpg 計算で「富岳」に勝てば1日使い放題 ニコニコ超会議で無理ゲーすぎる企画→結果は13対4420100000000000000で富岳の勝利
  8. /nl/articles/2505/11/news025.jpg 着なくなった服は捨てないで! ザクザク切って縫っていくと…… 627万再生の“神リメイク”に「これはまさに傑作」【海外】
  9. /nl/articles/2505/11/news041.jpg 「凄すぎる」 日本とイギリスを行き来する5歳娘に、“国で何か違う所ある?”と聞くと…… 目からウロコの回答が420万再生「そうなんだ!?」
  10. /nl/articles/2505/11/news040.jpg 75歳のおじいちゃん「ニコニコ超会議に初参加じゃ」→“ほぼ本物”の有名キャラのコスプレに「すげえ……」「圧倒的にすごい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
  2. 「もうこのパンツで十分」 ワークマンの“1500円パンツ”が売り切れ続出の大反響 「相当な企業努力」「驚異的」
  3. 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
  4. 息子が中学生のときに迎えた柴犬、一緒に育って9年後…… 涙が出そうなふたりのビフォーアフターに「最高の相棒」
  5. 「なんとかして」 ワークマンの話題騒然“不審者パーカー”、高額転売に怒りの声…… 「どうにかならないのか」
  6. メガネ模様の子犬→成長したら…… 「やば」「こりゃーたまらん」予想外の姿に大反響「アザラシの子どもって感じ」
  7. 獣医師に「何の動物ですか?」と聞かれた子犬 「これは……クマですね」「もう異次元の可愛さ」と反響集めた2年後の現在は? 飼い主に聞いた
  8. 「大谷翔平が娘の名前を公表」 YouTubeなどで「デマ画像」の投稿相次ぐ 生成AI活用か…… 「ひどい」非難の声も
  9. 小5息子の体操服のゼッケン、進級で…… 「4年5組→5年3組」にする強引な“力ワザ”に「すごい!完璧!」「笑いが止まらない」
  10. 「やば欲しい」 ダイソーに1100円で売っていた“驚がくの商品”が1000万表示 「すっげ」「今度買ってこよー」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  3. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  4. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  5. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  6. 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  7. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  8. 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  9. 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  10. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」

提供:ピップ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2022年6月30日