「航空券を安く買えるかも?」「外出先の無料wi-fiをもっと安全に!」 仕事以外でもVPNを使うメリット4選
こんな使い方もあったなんて!
突然ですが「VPN」ってご存じでしょうか。わけのわからない英語が出てくると混乱しますよね。筆者も同じ気持ちです。
VPNとは“Virtual Private Network”(仮想プライベートネットワーク)の略語で、ネットワーク上のインターネット通信を暗号化し、IPアドレスを隠すことで、オンラインデータを第三者から保護するサービスです。「VPN接続」という用語はインターネットを使う人なら目にしたことがあるのではないでしょうか。
VPN接続とは、スマートフォンやパソコンなど通信機器とVPNサーバーとの間に、安全で暗号化された「仮想的なトンネル(専用線)」を構築する方法のこと。インターネットは通常、不特定多数の人が公衆回線を通じてアクセスしている場所ですが、VPN接続によってデータをやり取りする機器とサーバーをトンネルでつなぐと、通信内容の盗み見やデータ漏えいといったリスクを減少させることができるんです。
そのため、機密性の高い情報を扱う企業や研究機関の多くでVPNが活用されています。
「企業や研究機関でVPNが使われる理由は分かった」「でも、個人で使うほどではないんじゃない?」と思ったそこのあなた。実は個人でもVPNを使うメリットはかなりあるんです。セキュリティを強化できるだけでなく、さまざまなサービスやコンテンツを利用する際にもメリットがあります。それでは解説させてください!
仕事だけじゃない、個人で「VPN」を使うメリット4選
外出先の無料wi-fiを安全に使いたいとき
外出先のフリーWi-Fi、便利ですよね。
しかし、通信内容が暗号化されていないフリーWi-Fiを利用すると、そこから悪意ある第三者によって閲覧しているウェブサイトのURLや履歴、メールの内容などを監視されてしまうリスクがあります。マルウェア感染のほか、サイトのパスワードやクレジットカード情報など、重要な個人情報を抜き取られてしまうおそれもあります。
セキュリティ機能が強化されたVPNを利用すると、フリーWi-Fiを使用するときでもセキュリティを強化し、第三者のサイバー攻撃から身を守ることができます。
日本にいながら海外限定のコンテンツを楽しみたいとき
映画や本などのサブスクサービスを使っているとき「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」と表示されたことはありませんか? 海外のコンテンツは居住地域によって利用範囲を制限されていることがあるので、日本から利用できないシーンも多々あります。
しかしVPNを活用すればそうしたジオブロック(地域制限)を回避することができます。サービス運営側はユーザーのIPアドレスを追跡して、対象地域以外からのアクセスに制限をかけますが、VPNを使って対象地域のサーバーに接続すると、接続したサーバーが利用者のアクセス元だと判断されます。
そのため、アメリカのサーバーにアクセスするとアメリカ限定のコンテンツ、韓国のサーバーにアクセスすると韓国のコンテンツを楽しむことができるようになります。ただ、運営者によっては利用規約でVPN接続を認めていないところもあるので事前に確認するようにしましょう。
海外にいながら国内限定のコンテンツを楽しみたいとき
「海外旅行中だけど、日本の番組を見たい!」という場合も同様です。海外から日本のコンテンツにアクセスするとアクセス制限をかけられることがあります。
その場合もVPNを使って日本のサーバーに接続することで、日本からのアクセスと判断されコンテンツを視聴できるようになります。しかし、利用規約で「海外からの使用を認めていない」「海外の著作権上で配信を許可していない」という場合もあるので事前にチェックしておくことが肝心です。
航空券を安く購入したいとき
航空券やホテルの料金って高いですよね……特に海外の予約サイトなど、検索するたび価格が変動し「このシステムなんなの?」と思うこともしばしば。ですが、VPNに接続することで実際の価格よりもお得に購入できることがあります。
それは、各予約サイトや航空会社が、ユーザーのIPアドレスを追跡して料金をカスタマイズしている場合があるからです。NordVPNの調査によると「国ごとの目的地の人気度」「国ごとの曜日やイベント、長期休暇」「航空会社の本社所在地」などの要素によって航空券の価格が変動するケースがあるとされています。また予約サイトはブラウザのキャッシュやクッキーによってユーザーの閲覧情報を取得しているため、何度も検索していると需要が高いと判断され価格が変動してしまう場合もあります。
各予約サイトによって価格設定のアルゴリズムは異なりますが、VPN接続によってIPアドレスを暗号化しながら検索することで、航空券やホテルをよりお得な金額で予約できる可能性があります。
ちなみに、NordVPNの調査チームが渡航先の国のサーバーに接続して予約した場合、Hertz、Budget、AVIS、SIXT、Expediaなどのサイトから大幅に割引された価格で車をレンタルできることが分かりました。こんなに安くなるんだ!
VPNを使うのって合法なの?
ここまでVPNのことを紹介してきましたが「地域限定で配信されているコンテンツやサービスをVPNで視聴しても大丈夫なの?」と気にされる方も多いことでしょう。
結論から言うと「VPN利用は日本を含むほとんどの国では合法」です。
しかし、ごく一部の国では指定のVPN以外が違法とされている場合もあります。ベラルーシ、北朝鮮、イラク、トルクメニスタン、オマーンではVPNの利用自体が違法であり、ロシアや中国、イランでも許可されたVPN以外は違法とみなしています。
そのため海外から接続する場合は事前に確認が必要です。また、サブスクコンテンツについては、利用規約内でVPN接続をOKとしているサービスでの利用が推奨されます。
VPNにも良し悪しがある? 信頼できるプロバイダーを選ぼう
VPNサービスと一言で言っても、無料のものから有料のものまでさまざまなサービスが存在しています。VPNであれば何でもいいというわけではなく、利用時にストレスがなく、セキュリティ面でも信頼できるVPNプロバイダーを選ぶことが重要です。
VPNを利用したインターネット接続は、VPNを利用しない接続と比較して通信量が増えます。無料のVPNでは帯域制限や利用時間帯の影響を受けやすく、通信速度がさらに遅くなる可能性があります。
また無料VPNプロバイダーは利用料以外で収益を上げる必要があるため、多くの場合広告が表示されます。あるいは利用者のユーザーデータを収集・第三者に転売して収益を得ている……といったサービスも存在するようです。
個人でVPNを利用するならNordVPNがオススメ
「じゃあどこのVPNにしたらいいの?」 そんな声がインターネットにこだましていますね。そんな人にこの記事でおすすめしたいのが「NordVPN」です。
NordVPNの場合、日本やアメリカなど50カ国にVPN専用サーバーを保持しているため、コンテンツ閲覧などでIPアドレスを変更する際にも幅広い選択肢があります。セキュリティ面に関してもトップレベルの暗号化を導入しており、ユーザーのデータを収集・保存しないなどプライバシーがしっかり保護されています。
また、世界50カ国に設置された数千台の専用サーバーで最新のVPNプロトコルを利用でき、高度な暗号化を実現しつつ速度面でもストレスを感じず接続できるという点も、有料サーバーならではの強みといえます。
プランは機能別に「コンプリートプラン」「プラスプラン」「ベーシックプラン」の3つを用意。グレードの高いプランになると、クラウドストレージや広告ブロッカーといった機能が加わりますが、この記事で紹介したようなVPNの基本的な機能はすべてのプランに備わっています。
さらに各プランについて、契約期間が「2年プラン」「1年プラン」「1ヶ月プラン」と選択肢があり、2年プランであれば月々530円からVPNの高セキュリティ環境を利用することができるようになります。
またいずれのグレード・いずれの利用期間でも30日の返金保証が付帯しており、サポートも手厚いです。
使用しているPCのOSやスマートフォンのOSに合わせて専用のアプリを配布しており、初心者でも気軽に設定・利用を始められます。公式のYouTubeでは利用方法のほか、ルーターへの接続方法も分かりやすく解説してくれているので助かります!
ちなみに、NordVPNは2012年に4人の幼なじみによって設立されたそうです。「インターネットの自由」をコアバリューのひとつとして活動しているので、彼らのインターネットの安全を守りたい気持ちは本物です。幼なじみで会社を作ったら大変なことも多いだろうけど、きっと楽しいだろうなあ……。
個人のインターネット利用でもさまざまなリスクが潜んでいる昨今において、インターネット接続をもっと安心・安全に、そして幅広いコンテンツが楽しめる可能性も提供してくれる「VPN接続」。NordVPNの公式サイトではもっと詳しい情報を紹介しています!
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