「大変そうだと思う仕事」1位は介護士→そう思った理由は「テレビで見たから」? ありがちなイメージを変える動画に注目
ほかの仕事の「大変なこと」や「やりがい」って、なかなか知る機会がありませんよね。
突然ですが「大変そうな仕事」と聞いて、みなさんはどんな仕事が思い浮かぶでしょうか。
直接お客さんと接する接客業や、肉体労働とは切っても切り離せない建築・土木など、イメージだけでなんとなく「大変そうだな……」と思っている仕事は、それぞれにあると思います。
2024年7月、総合人材サービスのウィルオブは、20〜69歳の男女1072人を対象に、「職種に対するイメージ調査」をオンライン上で行いました。
この調査で最も「大変そう」と思われていた仕事は、「介護士・介護支援専門員」。全体のうち55.3%の人が「大変そうだと思う」と回答しています。次いで「ドライバー・物流(44.0%)」「保育士・保育補助(42.8%)」という結果に。どれも確かに大変そうなイメージはあります……!
しかし「これらの仕事をなぜ大変そうだと思ったのか」という質問に対しては、「テレビのニュースで見た(41.3%)」や「なんとなくの印象(37.7%)」という回答が「そのサービスを実際に受けたり、現場を直接見た(29.2%)」という回答を大きく上回っていました。
自分の目で実際の仕事内容を見たという人よりも、テレビのニュースなどの印象で「大変そうだな〜」と思っている人が多いという結果になっています。介護や物流、保育士といった仕事は、具体的な知識があまり広まっていないまま、なんとなくイメージだけで「大変そう」と思われているわけですね。
「大変そうな仕事」のイメージが変わる? 実際の仕事の様子を見てみよう!
そこで、ウィルオブは「#あなたの仕事にありがとう」と題して、とある介護士さんの実際の1日の仕事ぶりを紹介する動画を公開しました。
メディアでよく見るイメージだけで「大変そう」と思われている仕事の、イメージではない実際の仕事内容を、より幅広い人々に知ってもらうためのドキュメンタリー企画です。
この動画で密着するのは介護士の宇野さん。他の多くの職業と同じように、朝の出勤風景から1日が始まります。
そしてこの企画でユニークなのは、ランダムで選ばれた方々が集まって、宇野さんの仕事ぶりに密着した動画を視聴することです。なんとなくイメージだけで「大変そう」と思われている介護士という仕事のイメージは、宇野さんの1日について知ることでどう変わるのでしょうか?
介護士自身も知らなかったと話す、新しい介護のスタイル
宇野さんの勤務先は、特別養護老人ホームのフロース東糀谷。出勤は朝の9時30分で、身支度を整えたらお仕事開始です。
現在のユニットに異動した直後に、利用者の方からお茶をぶっかけられてしまったこともあると話す宇野さん。介護の仕事のきつさ・大変さがありのままに語られます。
ただ、ここで働き始める前に想像していた「大変な介護の仕事」のイメージとは大きく違う部分もあった──と話します。
宇野さんが従事しているのは、自宅にいるのと同じような過ごし方の中で介護する「ユニットケア」というスタイルの介護。働き始める前に想像していた「ずっとバタバタしていたり、気を張ったり」という要素はそこまで無かったのだそうです。
休憩時間にはちゃんとお弁当を食べたり、引き継ぎの際には同僚とコミュニケーションを取ったりと、和やかな時間も見られます。
介護士の仕事の「こだわり」とは?
この仕事で宇野さんがいま意識して取り組んでいるのは「ご飯の準備や設備の清掃のような、間接業務の無駄を省く」こと。それによって「直接ご利用者さんと関わる時間が長くなる」、つまり「サービスの質を向上させる」ことが現在の目標だと話しています。
車いすからベッドへの移動など、介助の際にはいつもやさしく「次はこうしますよ」と声かけしながら作業している宇野さんに、利用者さんも感謝の言葉を述べていました。
さらに動画の中には、介護士の仕事をサポートするさまざまなデジタル機器も登場します。見る人によってはこの辺りも、従来の「介護」のイメージとは異なると感じるかもしれません。
ロボットやICT機器といった最新の技術を、どのように介護の現場に組み込むか考えることも今のやりがいだと話す宇野さん。介護は単に大変なだけではなく、やりがいや楽しみも随所にある仕事だということが伝わってきます。
宇野さんの1日を見て、「介護士」のイメージは変わった?
集められた方々は、そんな宇野さんの仕事の様子を収めた動画をじっと見つめていました。宇野さんの働く姿や語る言葉を聞いて、「介護士」という仕事へのイメージは変わったのでしょうか。
この企画では、宇野さんの仕事の様子を見た人たちが、感じたことを手紙にしたためました。自分の家族が、あるいは自分自身が、いつかは介護士の方にお世話になるかもしれない……そんなことを思うと、宇野さんのていねいな仕事ぶりに自然と感謝の言葉を伝えたくなります。
動画の最後では、その手紙の束が宇野さんにサプライズプレゼントとして手渡されました。
「大変そう」というイメージばかりが先行して、実際にはどんな仕事をしているのか・どんなことがやりがいなのか、なかなか知られる機会がない介護の仕事。
宇野さんの働く様子を見た人々には、等身大の介護の業務内容、そしてその仕事に従事する人の真摯(しんし)な姿勢がしっかりと伝わったようです。
「大変そうな仕事」の実像を知ることの意義
ふんわりしたイメージで「あの仕事って大変そ〜」と思っていても、実像はまたちょっと違うことがわかる動画でした。メディアやSNSでの語られ方と実際の介護の現場の雰囲気の違いに、少し驚いた方も多いのではないでしょうか。また、改めて実際の仕事ぶりを知ることで、必要不可欠な仕事をしている方への感謝の気持ちも湧いてきます。
今回の調査でも、「大変そうだと思われている仕事に従事している人が身近にいる方が、その仕事のやりがいについて理解しやすい」「大変そうだと思われている仕事と感謝・応援したい仕事」の間には相関があるという結果が出ています。「大変そうだな」と思われている仕事でも、その実像についてよく知ることで、プラスの気持ちが芽生えてくる可能性は高そうです。
ウィルオブでは、「#あなたの仕事にありがとう」シリーズとして今後、ほかの仕事にもフォーカスを当てた取り組みを行っていくそうです。「大変そう」と思われがちな仕事の実像はどのようなものなのか、期待して見守りたい取り組みです!
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提供:株式会社ウィルオブ・ワーク
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2024年11月3日