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ミクシィ、足あと機能リニューアルの背景や今後の改善を説明

mixiの足あと機能のリニューアルは、「足あとスパム」「気軽に友人のコンテンツを見られない」といった課題に対処するためとミクシィは説明し、今後改善を加えるとしている。

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 ミクシィは9月15日、今年6月に「足あと」機能を「先週の訪問者」としてリニューアルした背景を公式ブログで説明した。足あと機能の変更については、一部のユーザーから不満の声が上がっていた。

 足あとは、いつ誰が自分のページを訪問したかをリアルタイムに把握できる機能だったが、リニューアル後は、訪問者のアクセス日時を表示せず、1週間に訪れた人をまとめて翌週に表示する。

 同社は、足あと機能には「日記を読んでもらえたというフィードバック」「交流のきっかけになる」というよい点がある反面、「気軽に友人のコンテンツを見られない(重たさ)」「足あとスパム」という課題があったとしている。良さを残して課題を解消するため、足跡スパム対策や足あと削除機能などを加えてきた。

 その後、足あとを取り巻く環境が変化したという。足あとを閲覧するユーザーの減少、足あとを削除するユーザーの増加、足あとスパムが撲滅困難な状況、mixiボイスやアプリなど足あとの付かないサービスの登場、フィードバック機能としての「イイネ!」の導入などだ。

 これを踏まえ、課題を解決するために、新たな足あと機能(先週の訪問者)では、訪問者の更新頻度を1週間ごとにすることで、すぐに足あとが付くという重たさを解消したとしている。またスパム対策として、訪問者と一緒に共通の友人や訪問経路を表示し、信頼性の復活を図った。

 この結果、足あとをつけることの重たさが解消され、リニューアル後に相手のページを訪問するユーザー数は増加する傾向にあると同社は述べている。ただし、更新頻度が1週間ごとでフィードバック効果が弱くなっているため、7日から5日おきに短縮した。

 今後は、ユーザーの利用状況を見ながら、さらなる改善を加えるとしている。訪問者の更新頻度については、状況を見ながら1〜2日間を目標に短縮化を検討。10月上旬には「訪問者」表示の充実させるため、コミュニティ経由での訪問者を表示する予定だ。アプリなど日記、プロフィール以外からの訪問者も表示するという。

 引き続き、ユーザーからの意見や要望に耳を傾け、多様化するニーズに応えるべく全力で取り組むとしている。

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