「ツインテールこそ正義」 全身全霊をかける「日本ツインテール協会」の熱い思い(2/2 ページ)
「このままではツインテール女子が絶滅してしまうのではないか」――「ツインテールの魅力を世に広め、ツインテールを復活させる」使命を掲げる日本ツインテール協会は、ツインテールへの愛と危機感から生まれた。
「ツインテールこそ正義だ」
日本ツインテール協会は、古谷さんとLaugh Valleyの社員を含む4人が中心になって運営している。本業もこなさなければならないため、休日を削ったりして「全身全霊でやっている」。古谷さんは昨年末以来「1度も休めていない」状況だが、「ツインテールによってうれしい、楽しいと思ってくれてる人がいれば、それだけで頑張れる」と意欲を燃やしている。
サイトには自薦・他薦を問わず、モデルやアイドルから一般人まで、「ツインテール女子」の応募が多数寄せられている。なるべく応えようと、東京の事務所から新潟や福岡まで撮影に行っている。会長個人の趣味でやっている“俺得”なサイトなので、交通費や撮影費はすべて自腹。そのため協会の収益は「大赤字」だが、今後はオリジナルグッズや写真集の販売などで黒字化を目指す。
会員数はまだ30人ほどで、運営陣とサイトに載ったツインテール美女のみ。ネットや周りの反応は上々で「見ているだけでも平和を感じられる」「(ツインテールは)もっと評価されるべき」とポジティブな意見が寄せられ、会員になりたいという問い合わせも多い。近日中に、ツインテール好きなら誰でも入会できる仕組みを設ける予定。現在の活動はサイトの更新が主だが、年末にはツインテールの似合う「2次元から3次元までの女の子」を表彰する「ツインテールアワード」も企画している。サイトコンテンツの拡張や、他社とのコラボも積極的に行うつもりだ。
まずはサイトを盛り上げたいが、将来はツインテールの日が、ハロウィンやクリスマスのように世界中で楽しまれる「ちょっとしたスペシャルデー」になってほしいと古谷さん。ツインテールの日にツインテールにするために、多くの女性がヘアアクセサリーを買うようになれば、ヘアアクセサリー業界が元気になるかもしれない。同じようにしてツインテールにちなんだパーティーが企画されれば、飲食業界やアパレル業界が盛り上がる可能性もある。古谷さんは2月2日がいつかそんな日になると「確信」している。
ツインテールのツインは数字の2。指で表せばピースサインになり「平和の象徴」だと古谷さん。しかもツインテールはする側、見る側の表情を笑顔にし、かわいい・たのしい・うれしいといった感情で「みんなをハッピーにしてくれる」。大好きなツインテールの魅力を広めることで、日本や世界が平和になってくれたらとの願いを込めて、古谷さんは「ツインテールこそ正義だ」という名言(?)を力強く語った。
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