advertisement
プラズマクラスター掃除機に表示性能なし――。11月28日、消費者に誤解を与える広告表示をしているとして、消費者庁はシャープに対し再発防止などを命じる措置命令を出した。これを受けてシャープは同日、公式サイトにて「お詫びとお知らせ」を発表。「消費者の皆様に誤解を与える表現になっていた」と謝罪しながらも、「プラズマクラスターの性能自体の問題ではありません」とコメントした。
シャープは掃除機について、カタログやホームページ上で「アレルギーの原因となる物質を分解、除去する」などと表示していたが、消費者庁が掃除機の調査を行ったところ、実際に室内で使用しても表示のような性能はなかったとのこと。このため消費者に誤解を与える表示であるとし、シャープに対し正しい表示の徹底と再発防止を命じた。
「お詫びとお知らせ」の中で、シャープは消費者庁の指摘を事実であると認め、再発防止に努めることを示している。しかし同時に、指摘は “カタログ等での表示に関するもの”であり、プラズマクラスターの性能自体の問題でないことも強調。装置の効果・効能は、これまで国内外の22の第三者機関で実証されているとした。なお、指摘を受けた表示に関しては10月までに修正済みとのこと。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 太陽を間違った方法で見るとひどいことになる
5月21日早朝の金環日食。日食といえども望遠鏡や双眼鏡で太陽を見るとすごく危険だと分かる動画を紹介します。 - 「発表を真摯に受け止め、速やかにガイドライン作成」――グリー、DeNAら6社、消費者庁の発表を受けて
コンプガチャ違法の発表を受け、グリー、DeNAらはどう動く? - 消費者庁、コンプガチャは違法と判断。7月1日からは法的措置も
ソーシャルゲームのコンプガチャについて、消費者庁が正式な見解を示した。 - 日食観察グラス、性能や品質に注意を 消費者庁が呼びかけ
消費者庁は不適切な日食観察グラスを使うと目を傷める危険があるとして、蛍光灯の形がくっきり見えるもの、ひび割れや穴があるものは使わないよう求めている。 - ノーコメントの田中社長に「自浄能力が感じられない」など厳しい声も――グリー決算発表
本日、グリーの決算発表が行われたが、コンプガチャ問題について田中社長は実質ほぼノーコメントを貫いた。