新卒から社長を募集、人事と話せる選考限定アプリ――今年もカヤックが面白就活：社長に就活相談もしてみた（2/2 ページ）

昨年、「節就宣言」をコンセプトに展開した就活サイトが話題になった面白法人カヤック。今年の採用活動について、そして社長に「やりたいことがないとダメ？」と就活の疑問を聞いてみた。

[岡徳之，ITmedia]

面白法人カヤックの柳澤社長

　最後に、就活生になったつもりで柳澤氏に一問一答形式で就活相談をしてみた。

――　やりたいことがない私はダメでしょうか？

「いいと思う。学生のときには学生として与えられた天分を全うすればいいし、そのときの視野の中でやれることをやればいい。目的から逆算してキャリアを積んでいく人ともいれば、積み上がっていく人もいるから」

――　仕事もオフもバランスを取って仕事をしたいんですが……

「ありですね。でも、仕事が趣味になっている効率的な人と戦うためには知恵が必要です。僕は仕事が遊びみたいなもの。カヤックが鎌倉にあるのも、オフでやっていることが仕事につながるようにしたいからです。バランスを取っているというよりは、全部つなげちゃおうと」

――　将来起業したいんですが、就職すべきでしょうか？

「どっちでもいいと思います。イメージできないことにチャレンジできる性格であれば、いきなり起業すればいい。あと、親戚とか友達に起業している人がいれば、イメージは湧きやすいかもしれませんね。そうでなければ、組織作りとかを学ぶとか、何のために勤めるのかを考えた上で就職するのもいい」

――　1社目はどんな会社を選ぶべきでしょうか？

「自分に合っている会社、ですね。僕は、自分に合いそうだったら採ってくださいという“全投げ”のスタンスで就活をしていました。合うかどうか、それは自分の過去の中にセオリーがあると思います。それを振り返ってみるといい」

いでよ！　新社長

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