advertisement
「オナホ男」という新感覚の電子書籍がネットで話題になっている。紙の本を電子化しただけの一般的な電子書籍とは違い、ディスプレイで小説を読むことを意識したユニークなユーザーインタフェースが特徴。同人サークル「ねとぽよ」が今年5月に発売し、現在はサイトで全文公開している。
同作は、「Twitter」「Yahoo!知恵袋」など人気サイトのデザインを真似たパロディページ上で小説が展開していく独特のスタイル。「電車男」や「まおゆう」など、2ちゃんねるという“創作フォーマット”から誕生した作品はいくつかあるが、オナホ男はこれをほかのサイトにも拡張させたイメージだ。
ストーリーは、2ちゃんねるに“とある製品”を公開した人物が、ネット上で急速に有名となり、やがて叩かれ、疲弊していく……というもの。ネットに浸っている人ほどニヤりとできるかもしれない。
作者のじょーねつさんは「どうせ親戚くらいしか読んでくれないだろうと思って公開したら150ブクマもされて驚いている」とのこと。「とにかく全方面に敵を作りそうな作品なので、今のうちにネット界隈とのつながりを絶ち、山ごもりに備えて肉体を鍛えようと思う。でも本当はライターで食っていきたいから仕事ください」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 若き日のジョブズ描いたWeb漫画「スティーブス」 続編企画がCAMPFIREで史上最速サクセス
漫画家・うめさんによるプロジェクト、わずか2時間で50万円を調達! - あり? なし? マガジン編集部の「安いけど購入から1か月後には消えてしまう電子漫画雑誌」発言
「安いけど購入から1か月後には消えてしまう電子漫画雑誌って需要ありますか?」というマガジン編集部のツイートが話題に。 - ニコニコ静画で電子書籍を有料配信 “水増しなし”の3万冊、コミックは「日本最大級」
「僕は紙を買うのをやめる。ここになければ営業行って取ってきます」と担当者。 - 「無料のサイトに本気のコンテンツは載らない」――インターネット雑誌「cakes」はWebを変えるか
週150円で読み放題。なぜメルマガとも、電子書籍とも違う「インターネット雑誌」という形を選んだのか。cakes代表・加藤貞顕氏の狙いとは。 - Kindleストアが日本でオープン 「ワンピース」など5万作以上そろえる
Kindleストアがいよいよ日本にやってくる。5万作以上をそろえて10月25日にオープンする。