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圧力鍋爆弾の作り方をテレビで紹介する必要はあるのか――ネットに批判の声
ボストン爆弾テロに関連し、犯行に使われたと思われる「圧力鍋爆弾」の作り方をテレビ番組が紹介。犯罪を助長するのではとネットには批判の声も多い。
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ボストンマラソンの爆弾テロに使われた可能性が高い「圧力鍋爆弾」――その作り方がテレビ番組で紹介されたことに不快感を表すネットユーザーが続出しています。犯罪を助長するのではないか、といった考えのコメントが多く、NAVERまとめやtogetterにもそうした声がまとまっています。
報道によると、圧力鍋爆弾は米国内の爆破未遂事件でも準備されたことがあり、部品の調達が比較的容易とされています。今回テレビでは爆弾の作り方の書かれたサイトを画像付きで紹介する番組や、爆弾の構造をサンプルを使って解説する番組などが出てきており、犯罪に役立つ情報を「分かりやすく紹介」していることを疑問視する向きが多いようです。
こうした報道問題は、多くの人にとって既視感のあるものでしょう。例えば過去には、自殺の手法や関連サイトをテレビで紹介したことが問題視されたケースもあり(関連情報:内閣府の2009年版自殺白書内「平成20年度硫化水素自殺事案とマスメディア報道に関する調査研究」)、こうした事例と合わせて今回の報道を批判する声もありました。
社会の問題や物事の危険性を広く伝えることには、しかるべき規制や対処が促進される効果もあります。しかし、行き過ぎた報道はデメリットを生むケースもあります。さらにいえば、どんな情報をどこまで発信するかという問題は、ネットメディアはもちろん、SNSなどを利用する1人1人にとっても他人ごとではないように思えます。
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