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現代のサムライは刀の代わりにサイリウムを振っている カップヌードル新CMの日本観がおかしい

節子、それサムライやない、アイドルヲタや!

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 「21世紀の今もサムライは生きています。現代の刀は、この光る棒です」――3月27日から始まった日清食品・カップヌードルの新CM「現代のサムライ篇」がなにやらおかしいです。海外の教養番組風に現代の日本を紹介しているのですが、アイドルのライブ会場でサイリウムを振るオタクがサムライの21世紀の姿ということになってしまっています。

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画像 「日本はサムライの国です」

画像画像 「現代の刀は、この光る棒です。」――えっ?

画像 それサムライ違うぅぅぅぅ、アイドルヲタだよ!!! 確かにサイリウムは魂かもしれないけど!

 CMのコンセプトは、英語圏における日本文化の紹介番組を日本語副音声つきで流すというもの。映像では「日本はサムライの国です」と時代錯誤な紹介を始めると、ライブ会場のファンの映像とともに、21世紀ではサムライが刀の代わりに光る棒(サイリウム)を主君(アイドル)のために振り続けている――というおかしな解説へ。ちょい待てそれサムライじゃない、アイドルヲタだ!

画像画像 「刀を振り回して主君に忠誠を誓います」――精神性は一緒か……

 誤った認識のままCMは終了。テーマは「外国人から見た日本」で、日本の楽しさやオリジナリティを逆輸入することで若者たちにこの国をもっと楽しんで欲しいというメッセージが込められています。キャッチコピーは「楽しくなければ、美味しくない」。

 サムライの合戦のシーンでは、侍大将として「5万回斬られた男」の異名を持つスタントマン・福本清三さんや、ハリウッド映画でも活躍しているアクション監督・小池達郎さんが参加。ヲタ芸のシーンでは、けいたんさん、暴徒さん、ギアちゃそさんなど、オタク界のスーパーパフォーマーたちを、ライブのシーンはアイドルグループ「でんぱ組.inc」の実際のライブ会場とファンを撮影しているそうです。公式サイトではメイキング映像も公開しています。

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