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世界で一番小さいキツネの仲間・フェネック。北アフリカやアラビア半島に生息し、暑い砂漠での暮らしに適応した動物です。そんなフェネックを12頭飼育中の井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)がこのたび、「本来の姿を見てもらおう」と放飼場を砂漠風に改修したところ、飼育係の予想をはるかに超える反応があったとして、動画(1分)を東京ズーネットに公開しています。
新しい放飼場にやってきたフェネックたち。ギャーギャーと鳴きながら追いかけっこをしたり穴を掘ったり、ベタッと寝転んで感触を味わったり、全力で砂をエンジョイしています。とにかくハイテンションで、映画の早回しみたいなコミカルな動きもあり、見ているこっちも楽しくなってきます。
飼育展示の担当者によると、改修は2日かけて行い、自然に近づけた展示になるよう工夫したとのこと。動画は、改修をした翌朝に撮影したもので、どんな反応をするかドキドキしていたところ、全頭が大はしゃぎする結果となり、その反応があまりに面白いため、思わず動画を撮ったそうです。
現在は、改修から約3週間経ち、行動はさすがに落ち着いてきたものの、開演直後や夕方は時々走りまわっているそうです。夏休みも残りわずかとなりましたが、現地に見学し行っても面白いかもしれません。
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