制作中のアニメキャラがPC画面を暴れ回る キャラとアニメーターの不思議な格闘劇を描いたショートムービー
PCをめちゃくちゃにするアニメキャラ対キャラを消そうとするアニメーター。バトルの行方は……?
アニメーションソフト画面から制作中のキャラクターが飛び出し、PC画面で大暴れ! アニメキャラとアニメーターによるバトルを描いたショートムービー「Animator vs. Animation IV」が、PCユーザーにはたまらない演出に富んでいて見入ってしまいます。YouTubeに10月2日に投稿されてから、わずか1日で100万回以上再生されるなど人気も高いです。
映像は、主人公であるアニメーターの部屋を実写で撮り、PC画面をCGやアニメーション加工して戦いの舞台にしたもの。物語では、PC画面を自由に動き回れる棒人間キャラ「The Chosen One(選ばれし者)」が、仲間を消された恨みとしてアニメーターのSNSやソフトをめちゃくちゃにし始めます。アニメーターも負けてたまるかと、マウスやキーボード操作を駆使してキャラを消去しようと戦うアクションムービーです。
ユニークなのはPC画面を使った演出。キャラはGoogle ChromeのFacebookページで、メッセージウィンドウの上をボヨンと跳びはねたり、友達の投稿に誹謗(ひぼう)中傷のコメントを書き込んだりして悪さをしていきます。アニメーターもタスクマネージャーでキャラを動かすプログラムを消そうとしたり、ドラッグ&ドロップでキャラをつかんで放り投げたり。普段扱うPCが見事に戦いの場となっていて、動画の世界にぐいと引き込まれます。
動画を作ったのはAlan Beckerさん。実はこの「Animator vs. Animation」の第1弾を17歳の若さで制作しました。第3弾までYouTubeで公開した後、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で第4弾となる今作の資金を募集。期間内に目標額の約110%である1万1280ドル(約123万円)を集め、このたびYouTubeで公開しました。うれしいことに日本語含む15カ国の字幕つきなので、アニメーターとキャラという不思議な会話とともにこの電脳バトルの結末をお楽しみください。
(黒木貴啓)
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