仏パリ・ルーヴル美術館の厳選コレクションが東京の国立新美術館にやってくる。「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」が、2015年2月21日〜6月1日に開催される。
展示では、ルーヴル美術館のコレクション約80点を通して、16世紀から19世紀半ばまでのヨーロッパ風俗画の展開(6章構成)をたどる。“風俗画”とは、日常生活の情景を描いた絵画のこと。時にはありのままの現実は描かれず、複雑な道徳的・教訓的な意味が込められることもあるため、当時の状況を読み解くという楽しみ方がある。
今回は、ルーヴル美術館が所有する2点のフェルメール作品のうち、まだ来日していない「天文学者」が初登場する(もう1つは2009年に来日した「レースを編む女」)。また、16世紀イタリア・ヴェネツィア派を主導した巨匠ティツィアーノ、17世紀フランスの風俗画を語るうえで欠かせないル・ナン兄弟、17世紀スペイン・バロックの巨匠ムリーリョ、18世紀フランス・ロココ絵画の立役者たるヴァトー、そして19世紀レアリスムの旗手コローなど、各時代・各国を代表する画家の名画が飾られる。
ルーヴル美術館だからこそ実現できる“史上空前の風俗画展”になるという。
展覧会概要
ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄
会期:2015年2月21日(土)〜6月1日(月)
休館:毎週火曜 ※5月5日、26日は開館
時間:午前10時〜午後6時
※金曜日、5月23日、24日、30日、31日は午後8時まで
※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室1E (東京都港区六本木7-22-2)
主催:国立新美術館、ルーヴル美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社
料金:当日1600円(一般)1200円(大学生)800円(高校生)
前売・団体は200円引き
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