ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

TBS「アッコにおまかせ!」、BPOで審理入り決定 佐村河内氏申し立てで

人権侵害はあったのか。

PC用表示 関連情報
advertisement

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は21日の委員会で、楽曲のゴーストライター問題が発覚した佐村河内守氏の謝罪会見を取り上げたTBS系情報バラエティー番組「アッコにおまかせ!」について、審理入りを決定した。

bpo

 3月9日に放送した番組では、佐村河内氏が謝罪する記者会見を取材し、その様子をまとめたVTRを放送するとともに出演者によるスタジオトークを生放送で展開した。その内容が、「聴力に関して事実に反する」ものであり、「名誉を著しく侵害する」とともに「聴覚障害のハンディキャップを持つ者に対して社会生活上深刻な悪影響を与えた」ものだったとして佐村河内氏が8月26日付けで申立書を委員会に提出していた。

 TBS側は「当番組の放送内容は、放送された時点における重大な社会的関心事で、聴覚障害者に対する誤解や中傷も生んだ申立人の聴覚障害についての検証と論評」と放送の趣旨を説明。綿密な取材と専門家の見解の上で制作しており、「悪意ある編集」などによって申立人に聴覚障害がないと断定してはおらず、名誉を傷付ける放送ではなかったとの見解を主張している。

 委員会は、本件が審理要件を満たしていると判断し、次回委員会より審理に入るとしている。

bpo

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る