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任天堂が「健康」ビジネスへ 睡眠と疲労の計測デバイスを提供

身につける必要のないセンサーで睡眠状態を計測する。

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 任天堂は10月30日、睡眠状態を自動計測するデバイスの投入を発表した。「睡眠と疲労の見える化」を図る。

 同社は1月に、QOL(Quality of Life:生活の質)を向上させる新たな事業領域を開拓することを発表し、第1弾のテーマを「健康」としていた。「ノン・ウェアラブル(身につける必要がない)」が特徴になることも明らかにしていた。

 同社はアメリカの医療機器会社ResMedと提携し、睡眠状態を自動計測するデバイスとしてQOLセンサーを用意する。ベッドサイドや布団の横に置いておくことで測定が可能。マイクロ波の非接触センサーを搭載し、電波を使って身体の動き、呼吸、心拍などを、身体に触れずに計測できる。また疲労科学の分野の専門家と協力して、疲労状態を見える化する製品に取り組む。

 睡眠や疲労状態を自動計測し、データをクラウドサーバーに送って分析・評価する。これにより睡眠状態・疲労状態を見える化して、ユーザー個別の状態から、QOL改善のための行動(運動や食事の選択など)をおすすめする。おすすめに従った結果をセンサーで計測する――というサイクルがQOL向上につながるとしている。

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