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矢野経済研究所が2013年度の「オタク」市場に関する調査を実施、結果をまとめました。調査期間は2014年の8月から10月にかけて。調査対象はアニメ・漫画・同人誌・アイドル・ボーイズラブなどの、一定数のコアユーザーを有し、秋葉原などで扱われることが多いコンテンツやサービスです。
発表された調査結果によると、2013年度のオタク市場は、「アイドル」(前年度比19.9%増・863億円)、「ボーカロイド」(19.2%増・87億円)、「トイガン(エアソフトガンおよびモデルガン)」(23.1%増・80億円)などが拡大。「アイドル」は特に好調で、「1人当たり年間平均9万4738円を使っている」というもっとも高い金額を示しています。
逆にやや減少したのは「アダルトゲーム」(5.1%減・188億円)「AV」(2.3%減・516億円)など。オタク市場全体としては好調に推移しているとのこと。
また、オタクに関するアンケートも実施されています。日本国内在住の15歳から69歳までの男女約1万人に聞いてみた結果、「自分がオタクだと思う、もしくは人からオタクだと言われたことがある」と回答した人は23%。意外に少ないような……?
恋愛に関する調査では、「オタク」と回答した約2300人のうち、35%が「未婚者(現在も過去も恋人無)」とのこと。ただ調査対象が15歳から69歳と幅があるため、この数字が大きいのか小さいのかはわかりません。
今回の調査結果のサマリーは矢野経済研究所のサイト上で公開されています。
(青柳美帆子)
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