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Google先生がパワーアップ 「○○とは」で検索するとソッコー教えてくれるぞ

「ユーザーが本当に知りたいことを理解してユーザーがほしい情報を的確に返す」検索エンジンに、また一歩近づいた。

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 Googleが3月19日、Google検索に新しい機能を追加しました。これまでは検索したキーワードと関連性の高いWebサイトが一覧で表示されてきました。今後はこれに加え、例えば「Googleの由来」「iPS細胞とは」といった質問を入力すると、質問の答えとなっている可能性が高いテキストをWeb上から抜き出し、検索結果の最上段に表示してくれるようになります。

画像 例えば「ips細胞とは」と検索すると……

画像 このように質問の答えとして可能性が高い部分が、検索結果の上方に表示されるように

画像画像 「Googleの由来」と検索したときの、旧来の結果表示(左)、新機能導入後の表示(右)

 キャッチコピーは「質問を理解して 答えを見つけるGoogle検索」。19日に行われた記者発表会では新機能を実際に使う様子が披露され、スタッフが「ips細胞とは」とキーワードを入力すると、京都大学iPS細胞研究所の公式サイトのQ&AにあるiPS細胞の説明文だけが検索結果の上部に表示されました。この機能はGoogle英語版では昨年から導入されていたそうです。

 新機能を導入した目的について同社の製品開発本部長・徳生裕人さんは、「完璧な検索エンジンは、ユーザーが本当に知りたいことを理解してユーザーがほしい情報を的確に返すものだ」という、Googleの創業者であるラリー・ペイジさんが目指す検索エンジンのあり方により近づく機能であることを説明。

 またモバイルデバイスでの使いやすさも考慮しました。モバイルデバイスでGoogle検索を利用すると、複数の検索結果を1つ1つ閲覧していくなどパソコンなどに比べ困難な面があります。新機能によって「質問の答えがわかるようなページをより確実にユーザーに選んでもらう」狙いがあるそうです。

画像 発表会場に展示されていた新機能での検索キーワード例。「相対性理論とは」「渋滞の定義」など、どれも「○○とは」「△△の由来」「□□の定義」となっていた

 ちなみに「iPS細胞とは」ではなく「iPS細胞」と筆者が検索したところ、結果の上部に“質問の答え”は表示されませんでした。「○○とは」「△△の由来」「□□の定義」など質問の意図が見られるキーワードに反応して、新機能は「質問を理解して、答えを見つけ」てくれるようです。

 新機能はすでにすべてのデバイスで提供を開始。モバイルデバイスで新機能を利用するには、最新のGoogleアプリをダウンロードする必要があります。


黒木貴啓


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