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江戸の「猫ブーム」からみるネコ好きの普遍性 「いつだって猫展」名古屋で開催

歌舞伎の化け猫、歌川国芳が浮世絵で描いたネコ、招き猫……江戸に訪れた「猫ブーム」のネコたちから、現代と変わらぬ猫愛を知ろう。

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 江戸時代にたびたび到来していた「猫ブーム」を当時の浮世絵や本、招き猫などを通して紹介する企画展「いつだって猫展」が、4月25日から6月7日に名古屋市博物館(愛知県名古屋市)で開催されます。

画像 200年前だって今だって、日本人はネコが好き

 江戸時代後期は現代と同じように「猫ブーム」がよく到来し、歌舞伎や合巻(ごうかん)本、浮世絵の題材としてネコが多く取り上げられていたとのこと。同展では展示物を5つのエリアに分け、200年前に江戸の人々が抱いていた、現代と変わらぬネコへのまなざしを紹介します。

画像 浮世絵に落書き風に描かれた化け猫。かなりコミカル……!

 構成は、第1章「江戸の暮らしと猫」、第2章「化ける猫」、第3章「人か猫か、猫か人か」、第4章「福を招く猫」、第5章「おもちゃ絵になった猫」。第3章では天保12・13年ごろに訪れた「猫ブーム」に焦点を当て、ブームの立役者かつ愛猫家である歌川国芳が描いたネコの浮世絵などを展示。第4章では嘉永5年からの招き猫ブームにまつわる資料を始め、明治以後に続々と誕生した日本全国の招き猫たちを並べます。

画像 ネコ好き浮世絵師・歌川国芳のネコ作品も多数展示

画像 招き猫のご先祖様というべき貴重な土人形も

 会期中はネコにまつわるワークショップや講演会も多数開催。5月3日にはフェイスペインティングでネコに変身できる「にゃんとかわいい猫メイク」、16日にはオリジナルの招き猫が作れる絵付け体験などが行われます。

 観覧料は当日券は一般1300円、前売券は一般1100円。なんと愛猫の写真をプリントして持って行くと、観覧料が100円引きになります(写真は掲示するので返却不可)。開館時間は午前9時30分〜午後5時(入場は閉館30分前まで)、休館日は4月27・28日、5月11・18・25・26、6月1日。公式Twitterアカウント(@NEKOTENNAGOYA)が投稿してくれるネコ画像もいちいちかわいいので要チェックです。


黒木貴啓


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