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星に名前をつけられる! 国際天文学連合(IAU)が惑星系の名前を一般公募中

名前のついていない星がまだこんなにあった!

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 星に名前をつける……、そんなロマンチックなプロジェクトが現在進行しているという。国際天文学連合(IAU)が、太陽系の外にある約1800個の惑星のうち、20の惑星系の名前を一般公募で決定することを発表したのだ。


画像 「ポチ」ってつけるのは禁止みたいです

 こうした惑星は「系外惑星」と呼ばれ、1995年に初めて発見されて以来約1800個も見つかっているが、その名前はどれも「KOI-3010.01」「GJ 1214b」など、アルファベットや数字でできたなじみにくい名前ばかりだという。そこで、親しみを持ってもらうために、公募に踏み切ったのだそう。

 IAUが選んだ260の惑星系の中から、登録団体による投票で20の惑星系が選ばれ、その中の惑星が命名対象となる予定。


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 IAUサイトでの団体登録は5月15日締め切り、命名案の提出締め切りは5月31日となっている。その後一般投票を経て、8月に開催されるIAU総会にて決定した名称が発表される。発見されていない天体を新たに発見しなくても命名ができるので早速応募したいところだが、命名にはいくつか条件がある。まず、ペットにつけるような名前は禁止。著作権がある名称も禁止となっているので、自分の愛犬の名前や、ドラゴンボールの「ナメック星」、ドラえもんの「コーヤコーヤ星」などは残念ながら命名できない。また、存命人物の名前を付けることもできないので、「キミにあの星をプレゼントしよう」といって恋人の名前をつけるのもアウトだ。

 さらに、今回応募するには、天文クラブのメンバーなど団体の所属であることが必須条件。ハードルが高いが、すでに存在している天文クラブのメンバーになれば、今から命名資格を得ることも不可能ではない! 提案された名前に対する一般投票は個人でも参加が可能なので、そちらだけ参加してみるのもオススメだ。


増山かおり

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