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ペットボトルのキャップをリサイクルし、その利益をポリオワクチンに寄付するNPO法人「エコキャップ推進協会」が、「キャップの売却益を寄付していなかった」との報道を受けてコメントを発表した。
同協会はペットボトルのキャップを集めてリサイクル業者に売却し、その利益の一部を「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」に寄付してきたが、報道では2013年9月以降、キャップの売却益があるにもかかわらず寄付していないと伝えられている。
これを受けて同協会は、公式サイトで「寄付が滞り、結果的に皆様のエコキャップがワクチンにならなかったこと、またそれをご報告しなかったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。寄付をしなかった理由については、ポリオの撲滅が99%達成され、売却益の使い道の方向転換を図っていたと説明し、それを連絡しなかったことが「誤解を招いてしまった」としている。
今後はキャップリサイクルの作業工程において障がい者を雇用する構想を進めるとともに、「国境なき医師団」「国際ロータリー」に寄付するとしている。
JCVはエコキャップ推進協会の対応について「本当に残念なこと」とコメント。「全国の皆さまが、開発途上国の子どもたちにワクチンが届くと信じて、ペットボトルキャップを回収してくださった善意の気持ちが、裏切られた形となっていることは大変残念です」
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