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ライターをポケットに入れた際に衣類が焼けてしまう事故が多発していると、消費者庁が発表しました。調査でもっとも多かった事故原因は、着火レバーから指を離しても火がついている「残り火」。通常よりも火が小さくて消費者も気づきにくいらしく、使用後は火が完全に消えていることを確認するよう注意を呼びかけています。
同庁によると事故情報は43件寄せられていて、うち21件で火傷が発生。9件の事故を調査した結果、大部分の7件が「残り火」によるものでした。具体例としては、使い切りライターを使用後にシャツの胸ポケットに入れたところ、シャツが燃えたという事故。なかに入り込んだ砂状の異物によって着火レバーが正しく動作しなくなり、微量なガスが漏れて残り火が発生したと推定されるそうです。
今回のようにライターの火が衣類に燃え移ると火傷する可能性が高く、最悪死亡する可能性もあります。 使用後は火が消えきっているか確認し、着火レバーとノズルネジの間に挟まったゴミなど異物も取り除くこと。また着火スイッチがほかの物と接触して意図せず着火する危険性もあるので、ライターの保管の際はほかに接触しないようよう、同庁は促しています。
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消費者庁が注意を呼びかけています。