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スコットランドのウイスキーメーカーの老舗バランタインは、宇宙でも飲むことができるグラス「Space Glass」を開発しました。
グラス本体は3Dプリンターで成形したプラスチックを使用していて、真ん中にウイスキーが見えるよう仕切りが設けられています。グラスの内側にはらせん状のチューブがあり、チューブの先が飲み口部分につながっています。飲み口部分はローズゴールド製のキャップがついていて、そこに口をつけて吸って飲む形です。また、グラスの底には3Dプリンターで成形したローズゴールド製のらせん状プレートが入っていて、グラス内部のチューブにつながっています。
ウイスキーをグラスに注ぐ際は、グラスの底に弁がついた穴があり、そこに専用ノズルがついたウイスキーボトルを差し込みます。この弁はグラスから外に逆流しないようになっているので、ウイスキーボトルを外してもウイスキーが外に漏れません。実際に飲む場合は、底に手を添えることで熱伝導によりウイスキーがらせん状プレートからプラスチック部分、らせん状のチューブに移動するので、吸って飲みやすくなっています。
Space Glassの紹介サイトでは、宇宙でSpace Glassを使ってウイスキーを飲むシミュレーション映像が公開されていますが、いかにも近未来な感じでわくわくします。ウイスキーを注いで注文した人に届けるのですが、それが全自動で、グラスが宙に浮いてクルクル回って届き、飲むという一連の流れが非常に美しいです。
また、ドイツ・ブレーメンのZARM Drop Towerで行った微小重力でのテストの様子も公開されています。
(あまにょん)
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