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小牧市の“ツタヤ図書館”建設計画、住民投票で反対多数という結果に

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小牧市

 愛知県小牧市で10月4日、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と連携した市立図書館建設計画への賛否を問う住民投票が行われ、反対が多数をしめた。

 3年後の開館を目指し今年8月にCCCの助言を反映した基本設計案が公開されたが、市民グループから計画反対の約5700人分の署名とともに賛成か反対かを問う住民投票条例案を直接請求し、市議会が賛成多数で可決していた。

 市民グループはCCCとの提携の前例となる佐賀県武雄市図書館における蔵書の選定の不透明さ(関連記事)や、「建設費の高さ」「市民への計画の説明が不十分」「基本計画に沿っていない建設案」「個人情報の取り扱い」などを理由に計画反対を訴えていた。

 10月1日には武雄市に続く2件目となる海老名市立図書館(神奈川県海老名市)がオープンしたが、配架がバラバラで不安視する声が挙がっていた(関連記事)。

 現図書館は、開館から約37年が経過し、雨漏りなどの老朽化が進行。収蔵スペースが狭く、本を置く場所に限界がきており、学習スペースや児童向けスペースが狭かったり、蔵書数が少ないなどの不満が出ていた。11万6624人の有権者数に対して有効投票数は5万7333人。賛成が2万4981に対して、反対は3万2352だった。今後、反対多数の結果を受け、小牧市は見直しを迫られる。

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