advertisement
インターネットバンキングの口座を狙う悪質な偽装メールが、10月8日朝から夕方にかけて1万3000通以上送信されたとして、セキュリティ会社のトレンドマイクロが注意を呼びかけています。
メールの文面は2種類確認されており、1つは「ご注文ありがとうございました」「添付ファイル『出荷のご案内』を必ずご確認ください」といった件名で、実在する会社名をかたり、商品の注文確認を装ったもの。もう1つは「Message from "○○○○○○○(英数字の文字列)"」といった件名で、複合機からの送信を装ったもの。こちらは本文の最後に「西東京複合機より送信」という署名が含まれているのが特徴です。
いずれのメールにも、不正マクロが含まれたWord文書ファイルが添付されており、ファイルを開くとマクロが実行され、ネットバンキングを狙った不正プログラムに感染させられる仕組み。感染してしまった場合、ネットバンキングを利用するためのパスワードなどが盗まれ、最悪、口座の預金を勝手に送金されるなどのおそれもあります。
もしも上記のようなメールが送られてきた場合、うっかり添付ファイルを開いてしまわないように注意が必要です。もしも開いてしまった場合でも、ウイルス対策ソフトなどを使えばウイルスを駆除することが可能です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 誰が何のために? ルーターに感染し、勝手にセキュリティを高めてくれる「自警団」のようなマルウェアが発見される
「まるでハリウッド映画かアメコミ・ヒーローのようだ」とシマンテック。 - Apple、マルウェア感染問題で「もっとも影響の大きい25本」リスト公開
全体の感染数は明らかになっていません。 - App Storeでマルウェアが混入したアプリ発見 Appleが削除
Appleは不正なツールで作られたアプリをApp Storeから削除した。 - 早稲田大学で個人情報流出 標的型メール開いてマルウェアに感染
職員が医療費通知を装う「標的型メール」の添付ファイルを開いたことで、マルウェアに感染した。 - 厚生労働省の関連団体にマルウェア感染判明
国立医薬品食品衛生研究所、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター及び健康保険組合連合会の端末。 - Gmailのアドレス+パスワード約500万件が海外掲示板に貼られる → Google側にはハッキングの痕跡なし 有効なものは2%以下
Googleからの流出ではないみたいです。 - システム更新通知を装う悪質な誘導にniconicoが注意呼びかけ
Flash Playerやシステム更新を促す通知に見せかけており、クリックすると不正なソフトがダウンロードされてしまう。 - サイバー攻撃をリアルタイムに表示する地図がかっこいい カスペルスキーが公開
“脅威にさらされている国ランキング”もリアルタイムに分かっちゃう。