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チケット売買仲介「チケットストリート」会長、USJの転売禁止徹底に反対と提案

USJの対策について、何らかの事情でパークに行けなくなったチケット購入者への救済がないと主張している。

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 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)運営元が、転売行為の禁止を徹底すると発表した(関連記事)ことに対し、チケット売買仲介サービス「チケットストリート」会長が反対の声を上げるとともに正規再販システムを提案している。

USJ
チケットストリート会長のブログ

 USJは11月1日入場分から、転売が確認された各種チケットすべてを、QRコードを無効化するなどの方法によって利用できなくするとしている。チケット売買サイトやオークションサイトなどには、USJチケットの出品停止などの規制措置を要請する。ゲストから、業者が転売目的で買い占めるためチケットが買えない、高値で転売されているといった不満が上がっていたことを受けての決定。

 チケットストリートの西山圭会長はUSJの発表を受け、すべての転売チケットを一律に、一方的に無効とする措置には反対すると自身のブログでコメント。併せて、チケットストリートによる不正転売を排除する正規再販システムを提案している。

 同氏は、USJの規制について、USJチケットは購入後のキャンセルができない(一部チケットは日付変更可)ため、何らかの事情でパークに行けなくなった購入者に対して救済がないこと、問題なのは買い占め行為をする転売業者でありチケット購入者を罰するべきではないことなどを問題点として挙げている。

 これら問題点の解決策として、同氏はチケットストリートでの正規再販を認定してもらい、不正転売対策に協力することを提案。取引チケット情報をUSJに提供して不正転売者の割り出しに協力したり、再販で当初購入したゲストに差益が生じた場合に一部をUSJに還元することを申し出ている。

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